【宮城・中学受験事情⑤】中学&高校受験をダブルで経験した親子・前編

高校、中学校の卒業式が終わり、残すは小学校卒業式、幼稚園や保育園の卒園式だけとなりました。
街では受験から解放され、束の間の休息を謳歌する中学生たちをよく見かけます。
私立高校合格発表はすでに終了していますが、公立高校受験の結果は16日午後発表です。あと少しドキドキの日が続きますね。

さて、シリーズでお伝えしています、「宮城・中学受験事情」ですが、今回は中学受験を経た後に、高校受験も経験した親子にインタビューしてきました。中身の濃い話を聞かせて頂いたので、2回に分けてお届けしたいと思います!

1回目の記事:https://mamabeonline.net/livein-miyagi/4277/
2回目の記事:https://mamabeonline.net/livein-miyagi/4313/
3回目の記事:https://mamabeonline.net/livein-miyagi/4328/
4回目の記事:https://mamabeonline.net/livein-miyagi/4342/


齋藤:中学受験をしようと思った理由は何だったんでしょう?子どもから言い出しましたか?それとも親からですか?

大学という将来を見据えていたので、大学受験に少しでも有利になればという理由でした。
中学受験という選択肢がある事を私の方から子どもに話しました。はじめは「そうなんだ〜」くらいの反応だったんです(笑)。
最終的に決めたのは小5の夏休み前でしたね。中学受験の良い点と悪い点を伝え、「するなら今始めなきゃもう間に合わないよ?」と最終確認したところ、息子が「やる!」との返事をし、そこでお互い決意しました。

 

齋藤:ということは、中学受験すると決めてから塾探しをしたということですか?塾を決めるにあたっては、どういう基準でしたか?親子の意見は一致しましたか?

そうです、我が家は「受験する」と決めてから塾探しをしたんです。

選んだ基準は、この3つですね。
・個別より集団がいいということ
(成績によるクラス分けがあると知り、負けず嫌いな性格の息子には合っていると判断したから)
・遅れをとっている事はわかっていたので、そこをカバーできること。追いついたら集団に切り替えられること
・小6にあがるタイミングで仙台市内だけど転校する事が決まっていたので、別校舎でも継続して対応してもらえること

我が家の基準は少し特殊かもしれないのですが・・・実際体験もして、息子自身も「頑張れそう!」との事で決定しました。

 

齋藤:塾の良さを教えてください!

親側の意見を言うと、こういったことですね。
・大手の塾だったのでデータ量が豊富
・保護者会などで情報収集できる
・親の相談にものってもらえる
・勉強に関していい意味でノータッチでいられる

息子の意見はこんな感じです。
・みんなで一緒に頑張っている、1人ではないと感じられる
・時にはライバルとしていい刺激になる
・テキストの内容が楽しい

振り返ると親子共に、塾のいい所をたくさん受け取っていたように思います。

 

齋藤:確かに~。お母さんの狙い通りというか、集団塾の良さを息子さんはしっかり享受していますね。逆に大変なところはどんな点がありましたか?

親側の意見から言わせてもらうと、一番は送迎です!!!うちの子は、スポ少も最後までやっていたんです。だから両立させるために、土日は完全に息子専用の運転手となっていました。あとは、いい事でもあるのですが、息子が塾が好きで、講座を何でもとりたがるんですよ(笑)積み上げ方式なので、やめてくれ!って思う時はありました(笑)
そして、小6の1年間は受験優先生活を送っていたことですね。
息子は、「大変だったところは、無し!!」と言い切ってました。幸せ者だな、と思います(笑)

 

齋藤:素晴らしい息子さん!!大変だったところがないって、塾のいい所をたくさん味わっていたんですね。宿題が大変、疲れる…といった声を聞くことも多いのに、幸せで前向きな意見は明るい気持ちにさせてくれますね!
ちなみに、受験校は最初から決めていたんですか?

先ほど話した通り、6年生で引っ越しする先が学校へ近くなるということもあって、中高公立一貫校に決めていました。金銭的に私立中学校は選択肢としてなかったです。

 

齋藤:なるほど。受験校に関してはゆらぐことはなかったんですね。受験に向かっていくモチベーション、やる気の継続や向上はどのようにしてきましたか?

息子いわく、塾に行けばやる気がでるとのことです。先生が受験に対してのモチベーションを上げてくれていたとも言っています。成績の変化はそんなに気にならなかった、らしいです。そういえば、私や夫は息子から受験することの愚痴や塾の愚痴を聞いたことがないです。それもこれも塾のおかげだったと改めて気づかされました。

 


前半はここまで。塾の存在が心の拠り所になっていたことを実感するエピソードでしたね。次回はどんな話の展開になるでしょうか?お楽しみに。

(文:mamaBEonline!齋藤)

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