【防災力をアップデート】マイ・タイムラインを作ってみよう

3月1日に開催した細谷さんによる「大切ないのちと財産の守り方」講座を元にして、mamaBEstyle!メンバーの学び合いを公開しています。

今回は、「マイ・タイムライン」についてお届けしましょう。

2021年7月、台風8号が宮城県石巻市に上陸しました。統計開始以来はじめての宮城県への台風上陸。この台風では大きな被害はなかったものの、2019年の台風で被害があった仙台市泉区内の崖の復旧工事が終わったのは、最近でした。被害が出たあとの復旧作業というのは、とても大変なものなのだと工事現場を通るたびに感じていました。

自然災害はいつ起きるかわからない、その被害を最小限にするためにも事前準備=防災が重要だということをしっかり意識しなくてはなりません。

さて、冒頭に出てきた「マイ・タイムライン」をご存知ですか?
ひと言で言うと、水害に対する各家庭での防災計画のことです。

「マイ・タイムライン」とは、風水害の発生にそなえて一人ひとりの家族構成や生活環境に合わせあらかじめ作成する自分自身の避難計画のこと

大規模な水害を想定し、自身や家族のとるべき行動について「いつ」「誰が」「何をするのか」をあらかじめ時系列で整理することによって、いざという時にあわてず安全に避難行動をとる助けになるなど、避難行動のサポートツールとしてリスクの軽減につながることが期待できます。

マイ・タイムラインを作成することで、それぞれの避難に必要な情報・判断・行動を把握し、「自分の逃げ方」を見つけましょう。

わが家の避難計画「マイ・タイムライン」|仙台市 (city.sendai.jp)

仙台市のHPに作成方法が掲載されていましたので、それにそって、マイ・タイムラインの作成にチャレンジしてみます。

 

1:ハザードマップで自分たちの住んでいる地域等の洪水リスクを確認する

仙台市が発行している「仙台防災ハザードマップ令和3年度版」


防災街探検のときは令和2年版を使用しましたが、現在は令和3年版が発行されています。ホームページからも確認することができます。ここから泉区を調べます。

仙台防災ハザードマップ|仙台市 (city.sendai.jp)
せんだいくらしのマップ | トップ (wagmap.jp)

市名坂小学校に近辺に住んでいると想定して調べをすすめてみましょう。

この辺りの地図には、青色(「せんだいくらしのマップ」ではピンク)が塗られています。これは、0.5~3.0m未満の洪水浸水想定区域(大雨により河川が増水することで、堤防を越えて水があふれたり、堤防の決壊で浸水するおそれがある)ということです。
そのため、大雨の状態によっては避難が必要です。

 

2:情報収集方法や、避難情報の意味を確認する

避難が必要になりそうな大雨のときは、全国ニュースよりも地方自治体からの情報のほうがより有効です。
そこで、仙台市からの情報はどのように発信されているかを確認します。

仙台市避難情報ウェブサイト:仙台市避難情報ウェブサイト (city.sendai.jp)
仙台市危機管理局 ツイッター:仙台市危機管理局さん (@sendai_kiki) / Twitter
杜の都防災メール:杜の都防災メール (bosai.info) (登録すると災害情報がメールで送られる)

 

また2021年5月より、避難情報が変更になっています。

レベル 変更後 変更前
警戒レベル5 緊急安全確保 災害発生情報
警戒レベル4 避難指示 避難勧告、避難指示(緊急)
警戒レベル3 高齢者等避難 避難準備・高齢者等避難開始
警戒レベル2 大雨・洪水・高潮注意報 大雨・洪水・高潮注意報
警戒レベル1 早期注意情報 早期注意情報

 

警戒レベル3に「高齢者等避難」とありますが、これは高齢者のみが対象というわけではなく、避難に時間がかかることが予想される場合は早めに避難してくださいという意味です。小さいお子さんがいたり妊娠中の場合は、警戒レベル3が出たら速やかに避難が必要と考えておきましょう。

また、「早期立ち退き避難が必要な区域」3.0m以上の浸水想定区域の場合も、警戒レベル3で避難の開始が必要です。

 

3:マイ・タイムラインを作成する

では、実際にマイ・タイムラインを作成してみましょう。仙台市のHPから用紙をダウンロードします。ハザードマップの裏表紙にも簡易版が掲載されています。

わが家の避難計画「マイ・タイムライン」|仙台市 (city.sendai.jp)

1と2で調べたことを書き込んでいきましょう。
避難先①を「市名坂小学校」としておきます。ハザードマップ8ページを見ると、市名坂小学校は大雨のときに「校舎等の2階以上に避難」と記載があるので注意が必要です。

右上に作成年月日を記載する箇所があります。
子どもの年齢や状態によって必要なものが変わってきますので、一年に一度、見直しが必要になります。

 

「地震はいつ来るかわからないけれども、台風や大雨はある程度事前にわかる。事前に避難することによって命を守ることができる。」

3月に開催した講座で防災士の細谷さんが話していた言葉がよみがえってきます。
ついついこれくらいの雨は大丈夫…まだ大丈夫…と思いますよね。

「マイ・タイムライン」は「自分の逃げ方」を確認すること。
自分と家族を守ることへつながるのであれば、安心材料の一つとしてつくってみることをおすすめします。

 

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