親が子どもにできること【子どもの発達4ステップを知る】

mamaBEstyle!およびmamaBEonline!は、株式会社Wellness Linkの代表・若月望先生のご協力と監修をいただき、「親が子どもにできること~我が子がその子らしく成長し、生きやすくなる基盤づくりのサポートをしよう~」という大きいテーマのもと、2つの記事を公開しました。

 

1回目の記事:親が子どもにできること~子どもの成長と生きる基盤づくりのサポート~ | mama BE online! | ママがつながる情報サイト | 宮城県仙台市

2回目の記事:親が子どもにできること~子どもの発達過程における気づき~ | mama BE online! | ママがつながる情報サイト | 宮城県仙台市

 

前回までの記事では、「 子どもの発達には段階がある」「子どもに対しての“大丈夫かな?”は、日常生活内で気づくことができる」「その子の発達の状態を知ることが、子育てを楽にする方法である」ということをお伝えしました。

 

さて、3回目は、「子どもの発達4ステップを知る」をお届けします。子どもの発達の段階をより詳しく学んでいきます。はじめに、4ステップをおさえておきましょう。

★1stステップ:姿勢の変化(出生~1歳3ヶ月)→脳幹と小脳の発達段階

★ 2ndステップ:歩行(約1歳~1歳3ヶ月)→脳幹と小脳の発達、右脳優先の発達の時期 

★3rdステップ:二語文三語文が話せる(約2歳)→左脳の発達が活発になる時期

★4thステップ:相手の気持ちを理解する(約5~6歳)→前頭前野の発達

 

最初に知ってもらいたいポイントは、”子どもの発達=脳の発達”であるということ。

言葉として「発育」と混同されやすいが、「発育」は子どもの体が大きくなっていくなど、身体的変化が起こることを指す。一方、「発達」とは、段階的な脳の成熟により身体的、精神的、社会的機能が向上することをいう。

この4つのステップが、適正な時期に適正なレベルで起こることが、理想的な成長を遂げることへとつながる。

 

1stステップ:原始的な部分から始まる脳の発達(脳幹と小脳の発達)

1ステップ:出生~1歳3か月

脳の発達は、必ず原始的な部分から始まります。これは、”生き延びるために最低限必要な機能を最初に身につけること”を意味しています。

①目を動かし、首を動かす(生後すぐ)
ママの居場所を探し、母乳を飲むためにママのいる方向に首を動かすという機能で、一番最初に獲得する姿勢の変化です

②首がすわる(生後3か月)
首のすわりは、重力に負けずに自分の体を支える機能の一番最初のステップです。自らの力で体を支えることで脳の機能は一気に高まりはじめます

③おすわり(生後約6ヶ月)
おすわりは、平衡感覚からの情報により体幹の筋肉をバランスよく使うことでできる機能です

④ずり這い、ハイハイ(生後7~10ヶ月)
体幹の筋肉と肩、股関節の筋肉をバランスよくリズミカルに使うことでできる機能です

⑤つかまり立ち(生後8~12ヶ月)
これができるようになると二足歩行までもう少しです。つかまり立ちをする時期は、やや個人差はあります。平衡感覚と体幹の筋肉の使い方が上手になってくることでできる機能です

つかまり立ちまでが主に”姿勢が大きく変化する時期”。この姿勢の変化を獲得することで脳に多くの刺激が入るようになり、それが次の段階の発達のスイッチを入れてくれます。

 

2ndステップ:歩行機能を獲得(脳幹と小脳の発達&右脳優先の発達)

人間として基本となる立位(立った姿勢)がとれるようになると、次のステップである「運動の発達」時期に入ります。早ければ1歳前に二足歩行ができるようになる子どももいますが、通常1歳頃から1歳3ヶ月頃に歩けるようになります。

 

歩行が可能になることで、より多くの刺激が脳に入るようになり、それがきっかけとなり脳の発達はさらに加速。歩行ができるようになる頃から子供自身の「これをやりたい!」「あれが欲しい!」などの意思を感じる行動も増え始めます。

 

3rdステップ:右脳中心の発達から左脳も発達する段階へ(左脳の発達活発化)

 

3ステップ:2歳頃

生まれてから約1歳から1歳半頃までは「右脳が優先的に発達」します。これは出生後、生き伸びるために最低限必要な運動機能が右脳によって行われている部分が多いためです。

運動機能として絶対的に必要な「歩行」が獲得されると、次に急激に左脳の発達が始まり、左脳の重要な機能である「言語機能の獲得」がはじまるのです。左脳には「言語野」という部分があり、さらにそれは「感覚性言語野」と「運動性言語野」に分けられます。

 

まず「感覚性言語野」が発達し、聞いた単語などが何を意味するのかを理解するようになります。次に、理解できるようになった単語を言葉として発するための「運動性言語野」が発達し、意味のある言葉を話すようになります。

だいたい1歳半頃に、「パパ、ママ」などの一語文、2歳頃に「ママ好き」や「パンおいしい」など2~3の単語をつなげて話せるようになります。

みなさんのお子さんはいかがでしょうか。

 

意思を表現できるようになると同時に、一般的にいう「イヤイヤ期」もこの時期に始まります。自分の意思を表に表現することを覚える時期で、ママたちにとってはきつい時も多い「イヤイヤ期」も、子どもの発達には必要で重要な時期なのです。

 

4thステップ:相手の気持ちを理解する(前頭前野の発達)

4ステップ:5~6歳頃

子どもの脳で最後に発達のスイッチが入る場所、それが前頭前野です。前頭前野は、おでこの部分、つまり脳の中でも最も前方に位置する部分にあり、「人間を人間たらしめる部分」といわれています。

 

他の生物には高いレベルでは存在しない、他者の気持ちを理解し、それをもとに自分の言動を決定するという機能を行っている主要な部分が前頭前野です。

通常、幼稚園でいう年少さん頃までは一人遊びが多いですよね。年中さん頃からお友達と一緒に遊ぶことが増えはじめ、家族の中や友達との関係で、相手の気持ちを考え言葉を選び、行動を決めるということが多く見られるようになります。

これが人間の最大の特徴であり、最も重要な機能「社会性」を獲得するということです。

 


いかがでしたか?発達の段階を知っているだけで、子どもの日ごろの行動や言動を観察する目が変わってきますね。

 

最後に、若月先生はこう話してくれました。

ここで示した時期的なものは必ずその時期に変化が出るとは限りませんが、指標としてとても重要です。

 

もし何かしらの不具合があり、時期が遅れているのであれば、早めに気づき対処する必要があるからなんです。ひとつの遅れが、その後の発達を遅らせていく可能性もありますし、例え発達のスイッチが入ったとしてもそれが正常に進まない可能性が出てくるからです。

 

大切なことは、少しでも気になることがあれば、私たちのような専門家にチェックしてもらうこと、必要であればあるべき対処をその時期にしておくということです。

チェックした結果、何も問題がなければそれでいいですよね。ただ、少しでも対処するべきことがあるのなら、その時期に対処するかしないかで、その後の子どもの生活や人生に大きな影響がでる可能性を保護者の方々には理解していてほしいと思っています。

子ども自身は、どのようなケアを受けるかの選択はできません。まずは、保護者が「正しい子どもの発達を理解すること」が、我が子の最高の成長をサポートすることつながるのだと思っています。

 

若月先生は、発達・成長に関する相談を個別で受けています。ママやパパが把握している子どもの今の状態をもとに、適切なアドバイスや支援、家庭でできる運動療法などオーダーメイドでお伝えしています。

 

困ったことや心あたりがあることがあれば、一人で悩まずに、若月先生に相談してみてくださいね。

 

若月先生は、仙台りんく整骨院に常駐しています。ご相談やお問合せはお気軽に。

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