【ママが学ぼうシリーズ】おうちでの性教育、どうしたらいい?①後編

ママが学ぼうシリーズ第一弾として、講師にJAPAN ALIVEのお二人をお呼びし、「おうちでの性教育、どうしたらいい?」というテーマのもと、連続3回講座のうちの一回目をを5月25日に開催いたしました。

この時の講座のレポートをお届けしています。

前編はこちら:https://mamabeonline.net/mamabestyle/3668/

後編は、「自己肯定感を育むことが性教育につながる」についてお伝えしましょう!

自己肯定感をあげることが、性教育の大事な一歩だと言ってもいいんです!

こう言い切る佐野さんご夫婦。
自己肯定感と性教育がどう結びつくのだろう?そんな疑問符を空に浮かべながら、佐野さんの話に引き込まれるママたちがいました。

あなたには、計り知れない価値がある

2歳のかわいいお子さんを連れてきてくれたママ

突然ですが、「価値がある人ってどんな人?」と質問されたら、皆さんはどう答えますか?

例えば、こんなことを考えたり、言ったりすることはありませんか?

「あなたは、100点とったから価値があるよ!」
「あの人は、たくさん稼いでいるから価値があるよね!」
「あの作家は、有名な作品をいっぱい残したから価値がある人だ。」

この時の価値について佐野さんは、こう言います。

このような捉え方は、Doから見た価値なんです。つまり、パフォーマンスから見た価値のこと。その人がなにをしたか?とか、どんな功績や成績を残したか?ということに注目しているんです。

では、このような例えはどうでしょうか?

「あなたは、ここにいてくれるだけでいいんだよ」
「〇〇ちゃん、生まれてきてくれてありがとう!」
「〇〇くんがいるだけで、ママは幸せだよ」

この場合は、Beから見た価値です。存在そのものに価値を置いているということなんですね。いてくれるだけでいい、あなたはそのままで十分価値があるんだよ、ということを伝えています。

そんな中で、突然、ポケットから1万円を取り出し、一同納得!の例えを実演してくれた佐野さん。

1万円を見た時、私たちは「え!1万円、欲しい!!!ちょうだい!」と即反応しました。
私たちは、たとえその1万円がくしゃくしゃになっていたとしても、汚れていても、1万円は1万円だとその価値を認めています。
私たちは、たとえその1万円がピシッとしたピン札でも、1万円は1万円だとその価値を認めています。

「価値がある」ということをどう捉えるか?

この話が自己肯定感の話へとつながる入口だったのです。

 

自己肯定感をあげること、性教育へ自然とつながる道

真剣にメモをとるママたちがいます!

佐野さんたちは、自己肯定感についてこのように話してくださいました。

自己肯定感とは、自分自身の在り方や価値、存在意義を肯定できることです。

巷では、自己肯定感を高く保とう!とか、日本は自己肯定感が低い子どもたちが多いことが問題だ、などとよく言われますが、実は意外と自己肯定感の定義って曖昧だと感じていました。
けれど、佐野さんの話を聞くなかで、解像度があがった感覚を覚えました。

自己肯定感とは、わたしにも、あなたにも、価値があるということを感じられる心、認められる心

自己肯定感をあげて学習意欲へつなげる、ということよりももっともっと手前のこと。
Be(存在そのもの)に価値を置き、他者のBeにも価値を感じられることなんだという答えが降りてきました。
ですが…これはあくまで筆者である私が感じたこと。
参加者の皆さんがどう感じたか?その点についてももっと話を聞いてみたいと思っています。

 

子どもからの愛を素直に受け取れていますか?

子どもからのギフトを受け取りましょう

「ねえねえママ、抱っこして!」
「ねえねえママ、今日こんなことあったよ!聞いて!」
「ママ、大好き!」

実は子どもたちは毎日、小さな愛を私たち親にくれています。
わかりやすく表現してくれる子もいれば、そうでない子もいますが、無償の愛をくれているんですね。

しかし、仕事に家事に追われる私たちは、ついついそのかわいい愛をスルーしてしまうことがあります。

「ちょっと~もう小学生になっだんだから、重いよ。抱っこなんて無理!」
「話?今、ママ忙しいんだよね。あとで聞くよ!」
「大好き?はいはい、ありがとう!」

向き合わなきゃ、ちゃんとこたえなきゃ!とわかってはいる…
赤ちゃんの時は、すべてが愛しかったはずなのに…

成長していく我が子が表す透き通る愛情に、私自身もうまくこたえられない時があるのですが、佐野さんからのこの言葉を聞いてから意識が変わったような気がします。

子どもからの愛には、ほんのちょっとだけでいいから手をとめて向き合ってみてください。
難しく考えなくていいんです。少し立ち止まって、手を止めて、愛を受け取ってあげてください。
子育て中の小さな積み重ねが、性教育へとつながっていくんですから。

親には、子どもに愛情を与えるだけでなく、子どもからの愛情を受け取る役割があるという意識が芽生えました。
セックスのこととか、赤ちゃんが生まれる過程とか、そういった内容も大切な性教育ですが、愛情を受け取ることが、あなたの存在や価値を認めていること、肯定していることにつながります。
その肯定が、子どもたちが生涯にわたって、大切に想う人を大事にし、自分のことも大事にするという「性教育」へとつながっていくんだと学びました。

この話、ママたちもそれぞれの子どもの顔を浮かべながら「うちの場合は・・・」と盛り上がりをみせる内容でした。
日々の小さな積み重ねが、やがては人としての頑丈な土台を作り上げていくことにつながるということを気づかせてくれた時間となりました。

次回は、年齢別に応じた性教育の伝え方などより具体的な内容に発展していくそうです。
また皆さんで一緒に学び合えること、感じ合えることを楽しみにしています。

【担当講師】
JAPAN ALIVE:https://www.japanalive.org/

(文:mamaBEonline!齋藤)

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