【3児の母、子育て探究】検定試験を効果的に使う&やる気を起こさせる工夫

こんにちは!日々子育てを探究しながら、時々「コソダテ」という迷路の中で出口が見つからずもがく3児の母、エムケイベース代表の愛です。

夏休みが終わるまであと10日を切りました。やっと(笑)!
「外で遊んでおいで!」と気軽に言えない暑さが続いておりますが、皆さま体調崩さず過ごせていますか?

前回お届けした「漢検を効果的に使う方法」について、「小2の次男くんに、何級を受けさせたんですか?」という質問をいただきました。

結論から言うと、小学校入学後から今までに4回挑戦させ、現在は8級まで合格しています。
10級=1年生終了程度、9級=2年生終了程度、8級=3年生終了程度の目安になっていますが、次男の場合、国語学習を少しだけ先取りしていたこともあったので実際の学年より上の級に挑戦させました。しかし9級は一度不合格…

前回の記事:https://mamabeonline.net/dear_mama_woman/4569/

この「不合格」という結果をどう捉えるか?という経験にも検定は効果的だと感じています。
そして、実年齢に関係なくチャレンジできる点も良いと感じています。

現役で子育てをしながら子どもたちに学習指導をする中で得た”検定を効果的に子どもの学習に活かす方法”について、今回は、「数検」についてお届けします。そして、検定試験に限らない話ではありますが「子どものやる気」についてのヒントを書いていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね!

検定試験を使って、子どもの現在地を確認しよう

日本数学検定協会が主宰する実用数学技能検定(数学検定・算数検定)は、漢検同様、年に3回実施される検定です。
(本会場以外で提携会場受検もできるので、実際はこれ以上に受検機会はあります)
文科省が後援していて、最近では、入試にも活用されたり、ある一定の級を持っていると入学優遇されたりする検定です。

幼児さんが受ける「かず・かたち」検定を含むと全15級あり、1年生レベルを11級、2年生レベルを10級…と数えていき、大学以上のレベルが1級となります。

我が家では長男を中心にこの「数検」を活用してきました。
現在小5の長男ですが、低学年の頃に9級にチャレンジさせたのを皮切りに、ある意味順調に級を重ね、小4の頃に6級を取得したところで止まっています。実は、6級合格後、5級にチャレンジさせたのですが、5級の1次試験しか受かっていない状態です(笑)

そもそもなぜ受検をさせようと思ったのか、というと…。

計算は得意だけど、文章題や図形の問題に苦手意識が強かったから。
「合格」という二文字や「賞状」につられやすいから。

という単純な理由からなのですが、まとめると下記のようなオススメポイントがあります。

*子どもの性格にもよるけれど、目に見える達成感を味わうのが好きな子には、ピッタリ
*合格、不合格という結果はでるけれど、我が子の現在地や苦手な単元を確認するのに、有効
*検定までのスケジュールを考えながら学習をするので、のちのち学習計画を自分で立てる力にもつながって、良い
*学校の先生や保護者、塾の先生以外の大人が採点する点も、オススメ

もちろん学校の勉強やテストでもできることではありますが、いつもと違った空間で、ちょっとピリッとした雰囲気で試験を受けることは、中学受験や高校受験の予行練習にもつながっていくと思います。

やる気は勝手に起きない。やるべきことに気持ちを持っていく工夫とは?

やる気ベルトがあったらいいな

少し話はそれますが、検定試験に限らず、子どもの「やる気」を起こすことは一筋縄ではいかないと思いませんか?

「やる気スイッチ」の場所があれば今すぐに教えてほしいですよね。「どうやったら勉強してくれるのか?」ということに絶対の正解がないこともわかっています。

子どもたちに指導する立場の私でも、この点には頭を悩ませています。毎日子どものコンディションは違うため、あれこれと声掛けを工夫しているけれど、いまだに絶対解はありません。

そこでたどり着いたのが、いい意味での「諦め」。別の言い方をすると「期待をしない」ということ。
ただし、「放置はしない」ということを大事にしています。

「自分でやる気を起こしなさい」とか「やる気がないんだったら、やめなさい!」とか言い放つことは簡単でラクではあるのですが、学ぶ楽しさを知らない段階で「勉強嫌い」「テスト嫌い」にさせてしまうのはとてももったいない話。
生きていく上で「学ばない」ことはないので、「学ぶって楽しい」「わかるって面白い」「できるって気持ちいい」というプラスの感情を味わうことを教えていくのは大人の一つの役割だと思います。

我が家の場合ですが、兄弟それぞれに合った方法で声掛けや対話、関わり方の工夫をしています。

*子どもに渡す問題(与える課題)は、「簡単すぎても、難しすぎてもダメ」
*与える課題の分量は、年齢や学年、理解度に応じて負荷を変えていく(子どもを観察することが大事)
*「いつやる予定?」と声掛けして、「自分で決めた時間にやる」経験を積み重ねる
*「今日やるべきこと」を可視化して、やれたことを自らチェックさせ「やれた」「できた」を可視化する
*丸付けを自分でさせる(〇をつける快感を味わいたい次男の場合)

これらはあくまで一例ですが、いくつかの関わり方を組み合わせながら、「やるべきこと」に気持ちをもっていく工夫をしています。

やる気は待っていて沸き上がるものではなく、実際に「動く」ことで生まれてくる「気」だと私は思っています。
だから、何かしら「動いていること」が大切だと思うんです。

ただし、親が過度に期待したり、勉強させなきゃと躍起になったり、検定試験に受からせなきゃ!と焦ったりするのはNG。と言っても、「子どもがやりたいという言うまでは…」と待ってばかりいても動きは起きない。

簡単ではないですが、「やってみようかな?」と子どもが思えるように親が試行錯誤している姿を見せることで、「学び」に対して貪欲で、「学ぶこと」に面白さを感じることができて、好奇心旺盛な子どもに育っていくと私自身は確信しています。

【参考】
数学検定・算数検定:https://www.su-gaku.net/suken/

(文:mamaBEonline!齋藤)

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