【ヨガママ★ルイコラム番外編】子どもの入院を経て気づいた、幸せの価値

フリーのヨガインストラクターとして活躍中のヨガママ★ルイこと、冨木留依さん。
現在2児のママとして日々奮闘中の留依さんがお届けするルイコラムですが、5月にお届けしていた、前編と後編はこちら。

前編はこちらをご覧ください:【ヨガママ★ルイコラム前編】子どもの入院~核家族の試練と絆~
後編はこちらをご覧ください:https://mamabeonline.net/dear_mama_woman/4466/

息子さんが5日間入院し無事退院したと思ったら、入れ替わるように妹ちゃんが6日間の入院生活へ・・・。
子どもたちの入院経験を乗り越えた留依さん家族が気づいた、新しい”幸せ”とは…?

驚きもあったけれど、どこかホッとした娘の入院

入院直前の娘ちゃん

娘の場合、検査結果からわかったのは、中耳炎が原因だということでした。耳を気にする様子はまったくなかったので予想外で驚きましたが、レントゲンを見ると耳の中は真っ赤っか…。痛かっただろうと思います。すぐに点滴をして(ちっちゃい手に針を刺すのは見ていられず、辛かった)娘は疲れて寝ました。

娘の入院は驚きはありましたが、どこかホッとしたところもありました。近くに看護師さんや先生がいて、困ったら処置してくれるし、ナースコールで"いつでも来てくれる"安心感がある。そして、娘にご飯も出てくるし、着替えも手伝ってくれる。

なんというか、この"いつでも、来てもらえる"ということに私はとってもホッとしていたんです。
「あぁ、わたし、困ってたんだな」と自分の気持ちに気づきました。"私"が何とかしてあげなきゃ、と強がっていたように思います。本当は困っているし、不安だし、誰かを頼りたい、そう思っていたことに気づいたんです。

「これで、もう大丈夫だね。」

寝ている娘に、そう声をかけました。

娘は、中耳炎による強い炎症反応で食欲不振でしたが、点滴のおかげで二日目で解熱。少しずつ水分や食事をとり始めました。経過は良好で、ベッドの中で遊ぶまで回復していきました。もともと愛嬌がある娘なので、たくさんの看護師さんや先生に可愛がってもらったんです。

思い返せば、家族や保育園、知り合い以外からこんな風に娘を可愛がってもらったことがなかったので、嬉しくもあり、癒やされたんですよね。私自身も心身ともに疲れていたので、ほんの些細なことで泣きそうになったり、感動するくらい感受性も強くなっていたと思います。

息子が状況をちゃんと理解してくれて、夫が支えるチームプレイ

入院直後の娘ちゃん

時々息子と夫とテレビ電話で話しましたが、顔を見ると泣きそうになったことを覚えています。息子も夫も、頑張ってくれているのが伝わるからです。まだ幼い息子も、今の状況をちゃんと理解していました。

「早く良くなってね。でも、ママ会いたくて、かなしい。さみしい…」

せっかく会えたのに、すぐいなくなってごめんね。みんな元気になったら、美味しいご飯食べようね。そう伝えて、切りました。長く話すと、息子も私も、会いたくなって辛さが増してしまうからです。

電話を切ると看護師さんが入ってきました。

「お兄ちゃんも、ここで頑張って行ったよ。今もお家で頑張ってるね。妹ちゃんもママも、みんなファイトだよ〜」

そうだ、お兄ちゃんもこの病院で頑張ったんだよなぁ、パパと一緒に…。
そう思うと、悲しいなんて言っている場合じゃない!とやる気が出てきました。

ついに退院。ばあばのおにぎりは、格別な美味しさだった。

入院から6日目の朝。すっかりご飯も食べる様になり、点滴も外れた娘。先生の診察により昼で退院許可が出て、予定より一日早まっての退院となりました。

本当に嬉しかったです。

すぐに夫に連絡。夫も「すぐ準備して向かいに行くよ!」ととても嬉しそうでした。連絡から1時間後に病棟を出ていくと、そこには夫と息子の姿が・・・( ;∀;)

久しぶりに会う息子は、ちょっと恥ずかしそうにしながらも「ママ〜、会いたかったよ」と言ってくれました。
そんな息子が愛おしくて、ギューとしてハグ!!そして、息子を見守ってくれていた夫に感謝が込み上げてきました。、

「ただいま、本当ありがとうね。」 

「頑張ったね、おかえり。」

夫からの、おかえりの言葉に泣きそうになりましたが、まだ病院内だったので涙をこらえていました。みんなで会えたその瞬間、本当に幸せを感じたのです。

自宅に帰ると、山形から来てくれたじいじがいました。みんなで、ばあばが作ってくれたおにぎりを食べながら、入院中のあれこれや、留守番チームのハプニングなどを語り合い。久しぶりに食べるばあばのおにぎりは、本当に美味しくて美味しくて。心にも、身体にも、沁みました。
子どもたちは体調としては万全ではなかったのですが、家に帰れたことに安堵感でいっぱいでした。

幸せはいつもそばにある、ということ

 

この入院期間を経て、私たち家族の中で変化がありました。
それは、"幸せを感じるハードル"が下がったということ。

転んでも、大切な物を壊しても、息子にあーだこーだワガママ言われて喧嘩をしても、怒っても、泣いても、みんなで同じ屋根の下、同じ空間で、今日も元気過ごせている。

それだけで、もう、幸せなのです。

今でも感染症にかかったり、ちょっとした風邪を引いたりはありますが、あの入院の日々を思い出すと、いくら看病が大変でも大好きな我が家にいられているだけで、本当に幸せだなと感じるようになりました。

もう二度と入院はしたくはないけれど、この入院経験のおかげで、同じような状況が訪れた時に、予測して対応できる力が私たち夫婦にはついたと思います。また、家族の絆もアップグレードして、より一層チームワークが良くなったと感じます!

離れて分かった、家族が一緒でいることの幸せ、温かさ、安心感。
息子と娘は辛かったと思いますが、その分私たちは、新しい幸せのカタチを知ることができました。

私たちの入院エピソードを読んでくださったご家族にとって、予備知識になったり、助けになったり、励みになったりしていたら嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


はじめての入院経験の後、すぐに二度目の入院を経験した留依さん一家。
辛いことはあったけれど、家族のつながりが強くなっただけでなく、当たり前にあった幸せに「幸せだ」と素直に感じられる心を家族で育むことができたことは、大きな宝になったと思います。

留依さん、貴重な経験を寄せてくださりありがとうございました。

(編集:mamaBEonline!齋藤)

秋田県大仙市出身。 2011年大手スポーツクラブ入社後ヨガと出会う。 2019年フリーのヨガインストラクターとして独立。
プライベートでは、 2018年結婚、2019年男児出産、2022年3月女児出産。

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