【2022年まとめ】母たちには、それぞれのドラマがあった。

ママビースタイル、ママビーオンラインを運営するNPO法人エムケイベース代表の愛です。
前回の記事では、法人全体の1年の振り返りをお届けしましたが、今回は、当法人の理事を務めてくれている仲間たちに、2022年を振り返ってもらいました。

2022年振り返りNPO法人MKベース:https://mamabeonline.net/mamabestyle/4146/

子どもを育てながら、仕事をしながら、地域やPTA活動をしながら暮らしてきた一年。唯一無二の母たちのドラマをお届けします。

モヤモヤにけりがついた2022年、たどり着いたのは、私だけの夢だった

なんで私は、専業主婦でいるんだろう?
家庭の事情で決めたこととはいえ、ずっとどこか引っかかっていました。

こう口火を切ってくれた、Yちゃん。

でも、年の瀬を迎えた今、長年のモヤモヤに、なんとなくケリをつけることができたと言います。
そのきっかけになったのは、あるドラマの台詞だったそうです。

夢を追いかけられるのは、男だからだよ。
もし子供を持つ女性が突然パイロットになるなんて言い出したら、誰が応援してくれる?
きっと止められる。「母親なのに」って。

実は私も同じように心に刺さり、ほろりと涙がこぼれた内容だったのです。
朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」で、女性パイロットを目指す航空大学校生が言い放った台詞。
女性だから?母親だから?って、何かを諦めていることがあるのではないか?と、考えさせられるシーンだったのです。

Yちゃんは、こう続けてくれました。

ものすごく共感したんです。何度もビデオ見て、何度も泣いたんです。でも、それと同時に、私にはなにか諦めた夢があったかな?という疑問もわいてきました。

自分の夢ってなんだろう?って。

でも、よくよく考えてみたら、今の私の夢って
「家族が元気に過ごすことができ、子供が大きく成長してどこかで毎日笑顔で過ごしていること」
ということに行きあたったのです。

私どうやら、なんか夢を持たねばならないと思い込んでいたようで。
でも、このドラマで改めて考えることができて、私が誰よりも納得している、私の夢にようやく辿りついた感覚です。

他にも今年、とある講座でこんなことが心にしみました。

「何に縛られるかを自分で選べるのが、自由だということ」

今の私の状態はこれなんだ、これでいいんだと、ようやく心の底から腑に落ちました。

 

誰にも強制されていない、私は自分で今の状況を選んだのだ。


来年は胸を張って堂々と、「私はここにいる」と言える一年にしたいです。

 

子どもと共に、夫と共に育ち合った2022年

 

長男の金銭トラブル、次男の発達障害診断。子どもたちに起こった変化を夫と共に、そして理解し励ましてくれる周りの人たちと共に、家族一丸となり大きく成長をした一年でした。

Eちゃんは、この一年、周りから見たら「大変そう。。」と思ってしまうことでも、常に前向きに、常に全力で家族と共に、壁を乗り越え、穏やかで幸せな今にたどり着いていると私は感じています。
「全力少年」ならぬ、「全力母さん」の称号を与えてもいいくらい(笑)
仕事にも、子育てにも、遊びにも、全力だったと思います。

長男の金銭的トラブルでだいぶ頭を悩ませたな…。カードゲームを買いたいがためにお年玉を使いこみ、親のお金にまで手を出していて。そのためにスクールカウンセラーに相談にも行きました。驚いたのは、その相談に夫も一緒に行ってくれたこと。親の気持ち。子どもの気持ち。押し付けるのではなく、お互い話を聞き、折り合いをつけること、これが大事だと学びました。子どもを育てながら、”社会勉強になっている”と実感した日々でした。
長男のスクールカウンセラーの相談をきっかけに、次男がADHDだということが分かりました。最初は少しショックはありましたが、赤ちゃんの時から「なんか変な子」と思っていただけに「やっぱりそうか~」と案外すぐに受け入れることが出来ました。
アーチルに通ったり、仙台りんく整骨院で発達の治療を受けたり、東北福祉大のペアレントトレーニングを夫婦で受講したり…。次男にかける時間が増えていくことで彼と向き合い、彼の良いところを見つけるいいきっかけになりました。
一時期は下校に落ちつきがなくて、一時間半かけて帰ってくることも多くて。約束の時間を守れないこともよくあるし、とにかくマイペースだから、いったん何かにハマると周りが見えなくなってしまうんですよね。いつもどこかうわの空状態ですかね(笑)
ですが今は、「落ち着かない時はどうしたら落ち着けるのか?」の対処法を自分でわかり、マイペースながらも、先の予定や順序を確認できるようになりました。
集中してほしい時はその環境を整える事、集中する時間の終わりが分かるようにタイマーを設置したり、残り5分などカウントダウンして気持ちの整理がつくよう、こちらも工夫をすることが出来ました。

インストラクターをしているEちゃんは、コロナが度々流行する中、みんなで集まれないといった制約がありつつも、Zoomを使ったレッスンを積極的に展開することで、つながる幅が全国に広がったと言います。

また長年の夢だった「バレエの先生」にも大抜擢され、たくさんの子どもたちにバレエを教えているEちゃんですが、高齢者の方にも運動を教える機会が増えたようで、新しい領域を開拓し続けています。

さらに、司会業にもチャレンジしたというではありませんか!!!
主にステージ上での司会に挑戦したというEちゃん、元々人前で話すのは得意ではなかったけれど、インストラクターとしての経験だけでなく、レッスンを受け、現場で場数を踏みながら、司会としての経験を積んでいったそうです。

大人になってこんなにチャレンジするなんて思ってもみなかったけど、やってみたらどれも楽しかったし、自信にもなりました!

コロナ禍だからこそ、家族時間が増え、夫婦時間も充実していたようです。
ご主人の在宅勤務が増えたことで、働く姿を見ることができたり、普段どんな人と関わっているのかを知ることができたり…とご主人の新しい一面を知ることになったと言います。

お酒も大好きなふたりですが、最近では二人で「サウナ」にハマっているのだとか…
こうやって共に過ごす時間が増えていくと、今まで「お父さん」と呼んでいたご主人のことを名前で呼ぶようになったそうですよ!

なんだか付き合いたてのカップルみたいでかわいいな~♡ってキュンキュンしちゃいます。


いかがでしたか?
同じ1年と言う時間の中でも、感じることは様々で、それぞれのドラマがあったことを改めて思います。
悩み、喜び、大変さ…それを共有できる仲間と過ごせたこの1年に、私はたくさん感謝したいと思ったのでした。

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