【子どもの発達】発達とは脳が育っていくこと

子どもの発達のステップ、親として日常の中で「あれ?」と気づく子どもへの観察ポイントなどを、株式会社Wellness Link代表であり、仙台りんく整骨院の若月望先生と共に連載でお届けしています。

今回は、先日行われた若月先生のセミナー「小児発達と水素ガスの関連性」に参加した時の内容を2回に渡ってレポートします。

 

「水素?」「水素ガス?」

いきなり理科や科学の問題が出てきたみたいですよね。

 

水素については、日々の臨床の中で大きな効果を感じています。多くの方に知って頂きたくて、今回のイベントを企画しました。

水素は説明しているといいことだらけで、そのことが却って疑わしさを生んでしまうのではないか?と感じられてしまうのですが、それくらい多くのことに効果を発揮しています。

小児の発達に良い影響を与えていることを、私の元へ来てくれている子どもたちの様子を見て実感しているので、ぜひ多くの方に小児発達の正しい知識と水素ガスの有効性を知ってほしいと思っています。

こう話してくれた若月先生。
きちんとした知識を親が少しでも多く持っていれば、子どもたちの健やかな成長につながっていきます。
前編は、発達の知識と脳疲労についてお届けします。

 

若月先生のセミナーがはじまります

 

 

子どもの脳は、忙しい&さわがしい

わちゃわちゃ状態の脳の中

 

子どもの脳は一体どのような状態なのでしょうか?
若月先生はこのように話していました。

脳にはそれぞれ機能があるのですが、その機能にまとまりがなくて、それぞれが無秩序に働いている状態が子どもの脳なのです。学校の昼休みをイメージしてみてください。元気に走り回っている子、大きい声で話している子、ふざけている子、眠っている子…様々な子たちがいますよね。それぞれが好き勝手していて、まとまりがない状態なんです。

 

脳の成熟が「発達」

子どもの発達とは、ずばり「脳が成熟していくこと」

 

脳全体でブレーキをかける神経(抑制性の神経)が適切に機能するようになり、その中で必要な機能だけを選ぶという神経活動にメリハリがつけられるようになることを、脳が成熟していくこと=「発達する」と理解してくださいね。

 

「大きくなったね~」と言われるような見た目でわかるような身体の成長は、「発育」と呼ばれていて「発達」とは違います。
わちゃわちゃとした子どもの脳の機能ですが、それぞれの役割をもって、その時々の状況の中で正しく機能していくようになることが「発達」なんです。

 

子どもの脳は、大人よりも疲れやすい

身体も脳も疲れています

 

子どもは、「脳の体力」をコントロールすることがまだうまくできないと言います。

例えば、こんな様子は見られませんか?

・お昼寝の時間が長い(乳児の時と変わらない)
・落ち着きがないことが多い
・集中力が保てない
・お友達との関係に悩むことがある
・運動(身体を動かすこと)が得意ではない

子どもがいわゆる「脳疲労」を起こしていると、このような症状や状態として現れることがあると言います。

 

実際にセミナーに参加していたママの悩みは、

4月に年長になってから、息子が園に行くのを嫌がるようになってきたんです。お友達とトラブルがあるというわけでもなさそうなんだけど、去年にはなかった状態で心配に。

それに、寝る時間がすごく長いんです。毎日エネルギー切れを起こすという感じで、プツンと糸が切れたようになり、眠りに入っていくんです。

 

これらの悩みは子どもにはよくある話に聞こえますが、単なる身体の疲れではなく「脳疲労」が隠れている場合もありそうです。

 

脳の疲れは、機能の衰えにつながる

疲れがスペックを落としてしまう

 

「脳疲労」を起こしていると、どんなことが起きるのでしょうか?

・活性酸素濃度の上昇
・神経細胞活動レベルの低下(ミトコンドリアの機能が落ちる)
・脳の中でレビー小体(変性タンパク質)が発生

 

「活性酸素」という言葉は聞いたことがある方も多いかもしれません。

私たちが生きていく上で、酸素を使うことはわかりますよね。呼吸によって身体の中に取り込まれた酸素の一部は、通常の状態よりも活性化された酸素となるのですが、これが「活性酸素」です。取り込んだ酸素のうちの約2~3%が「活性酸素」になると考えられています。

 

「活性酸素」は、細胞伝達物質や免疫機能として良い働きをすることもありますが、過剰な産生は細胞を傷害し、がん、心血管疾患ならびに生活習慣病など様々な疾患をもたらす要因となります。そして、脳の疲れが起きていると、この「活性酸素」の濃度の上昇を引き起こすことにつながりやすいのです。

 

ミトコンドリアです、よろしく(^^♪

「ミトコンドリア」は、細胞内に存在する細胞内小器官であり、1細胞あたり100個から2000個程度含まれます。酸素を用いて身体に必要なエネルギーを作る、いわゆる呼吸という代謝活動が行われる細胞内小器官です。

 

ミトコンドリアは、”細胞の中の発電所”と例えられます。

体を動かしたり食べ物を消化したり、私たちは色々なことに日々エネルギーを使っていますが、そのエネルギーを生み出しているのが、ミトコンドリアなのです。脳の疲れが起きていると、エネルギーを生み出してくれるミトコンドリアの働きが落ちてしまいます。

 

最後に登場した「レビー小体」はあまり聞きなれない言葉でしょう。

 

レビー小体とは、”神経細胞に出来る特殊タンパク質”を指します。難しく感じますが、タンパク質の本来の機能を失い、形を変えてしまった”変性タンパク質”と理解してもらえるといいかもしれません。それにしても、「レビー小体」が発生することは、何か良くないことがあるのでしょうか?

 

「レビー小体」とWEB検索すると、「レビー小体型認知症」というキーワードが多数あがってきます。

 

「レビー小体型認知症」は、アルツハイマー型認知症についで2番目に多い認知症で、男性の方が発症率が高いそうです。
レビー小体が脳の大脳皮質(人がものを考える時の中枢的な役割を持っている場所)や、脳幹(呼吸や血液の循環に携わる人が生きる上で重要な場所)にたくさん集まると、神経細胞が壊れたり、減少したりして、神経を上手く伝えられなくなり、認知症の症状の一つである、幻想や妄想などの症状が起こってくるそうです。

 

認知症というと先の話のようですが、日々の「脳の疲れ」は小さいものだとしても、その蓄積が将来の健康に影響を及ぼす可能性があるということを頭の片隅に覚えていてくださいね。

 

また、変性タンパク質は、上がりすぎてしまった血糖値でも作られてしまいます。

お菓子の食べすぎ、与えすぎ、炭水化物ばかりの食事を続けていると、血糖値が急激に上がったり、上がりすぎたりしまいます。血糖値コントロールをすることも、変性タンパク質を作らないことにつながっていきます。

 

 

いかがでしたか?

普段は聞きなれない言葉ばかりですが、子どもの発達における知識としてぜひ知っておいていただきたいと思います。

 

後編は、問題となる「脳の疲れ」をとるにはどうしたらいいの?や、「水素ガスっ」て一体、何?どんないいことがあるの?といった内容をお届けします。


【過去掲載記事】

1回目の記事:親が子どもにできること~子どもの成長と生きる基盤づくりのサポート~ | mama BE online! |

2回目の記事:親が子どもにできること~子どもの発達過程における気づき~ | mama BE online! |

3回目の記事:親が子どもにできること【子どもの発達4ステップを知る】 | mama BE online! |

 

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