第六回 宮城を選んだ人~原田浩子さん~

mamaBEstyle!副代表のaiがお届けするコーナー。題して、「宮城を選んだ人」。仙台を中心として宮城で出会った「宮城を選んだ人」や「宮城を好きな人」を紹介しながら、宮城の魅力を探訪しましょう。地方定住や新しい暮らし方を模索している人や、子育て真っ最中のママやパパの参考になったら嬉しいです。

 

ただただ気持ちよい、仙台の街

YOGAZEN主宰・ひろぽん

今回は、YOGAZEN主宰・ひろぽんこと原田浩子さんに登場していただきます。愛媛県出身のひろぽんは、東京暮らしを経て、2012年旦那さまの転勤に伴い仙台に越してきました。

 

気づけば9年の歳月が流れ、仙台で一男一女に恵まれ、26歳から始めた“ヨガを伝えていく人”として、活動を続けています。

 

「ひろぽんは、なぜ仙台を選んだの?」「ひろぽんは、なぜヨガなの?」

 

いつもの会話から一歩、二歩踏み込んだ二人の対話が自然と広がる時間。ぜひ最後までお読みください。


――――最初は転勤という理由だったけど、数年前に一軒家を買ったよね。仙台を暮らしの地として選んだのは、どうして?

元々ね、「場所を移ろうことに抵抗がない」夫婦でもあるんだけどね、子どもができた後に、東京に戻って暮らしていくという想像がつかなかったんだ。“山あり海あり街あり”の仙台って、車で街中走ってるだけでも、なんとなく気持ち良く感じない?3年前に泉区に家を買ってからさらに、仙台が好きになったんだよね。

 

――――最初は仙台の街中の方に住んでいたんだもんね。どうして泉区を選んだの?

長男に通わせたいこども園があったのね。しばらくは、街中からその園がある泉の方まで車で通っていたんだけど。このまま仙台にいていいよね!と夫と決めて、こども園に通いやすい場所で家を探すことにしたんだ。最初は、購入予定なかったんだけどね(笑)泉区の緑の多さとか、きれいな桜並木なんかに惹かれて、家を買うことにしたんだよね。

 

「ヨガが合うんじゃないか」と父からのひと言

小さくてあどけない長男と。お腹の中の長女と一緒にヨガ

 

―――そういえば、ひろぽん、なんでヨガの先生やっているんだっけ?

お父さんからのひと言があって。「ひろこにはヨガの先生が合うんじゃないか」って。何の根拠かわかんないけど、そこから意識が向いたのは確かなの。ホットヨガとかを習っていたこともあったけど、なんかちがうかも、という感覚があったのね。お父さんからの言葉をきっかけにカナダへヨガの短期留学に行ったんだけど、そこからが本格的な“ヨガ”がスタートしたのかも。

 

―――ひろぽんが伝えたい“ヨガ”ってなに?

ヨガって、自分の心と体に向き合うのに最適な方法なんだよね。だからこそ、生活の中に組み込めるヨガが大事だと思っているの。だから、わたしが届けたいヨガは、“エクササイズ”とはまた少し違うのかもしれない。精神、心にアプローチをかけていくことを大切にしていて、日常にその時間を作っていくことで、ヨガの恩恵を受け取ってほしいと思っているんだ。

 

―――コロナ禍になって、今までと違うチャレンジもしているよね?

そうそう、オンラインヨガを始めたんだよね。さっきも言った通り、“生活の中にヨガ”があることを大切にしたくて。みんなが無理なく続けやすい環境を整えることができてきたな、と思っているところよ。

 

―――オンラインヨガの良さってどんなところ?

画像にコメントを入れて、アドバイスしています

 

例えば、ヨガをやってくれている最中のポーズを撮ることができて、一人ひとりのポーズや状態、癖なんかをしっかり確認できるのね。そして、アドバイスすることができるの!

レッスンおわった後に、伝わりやすいようにコメントいれて送ってあげることもできるから、生徒さんが自分の目で確かめることができるのがいいなと思ってる。対面でももちろん個々にアドバイスすることはやるけど、画像で見ると、より分かりやすい時もあるなと思ってるよ。

 

ヨガを通じて”自分”を守りたい

 

時々、青空ヨガを開催しています

 

―――ひろぽんは、誰に“ヨガ”を届けていきたい

やっぱり、子育てしているママたちに届けていきたい。自分のための時間が取りにくいじゃん、ママたちって。それに自分を見失いがちになるでしょ。自分以外のことに日々振り回されることの多いママたちにこそ、ヨガが届けばいいなと思って活動を続けているの。

正直、私自身が子ども得意じゃなくて、子育てを苦しく感じることもあるからさ。自分を取り戻し、自分に向き合うためにヨガをやり続けるし、その心地よさを多くのママに届けていきたいと思っているよ。「今、この瞬間の自分を生きること」もヨガを通じて感じてもらえたら嬉しいな。

 

―――そういえば、「生徒さんたちのカルテ」を作っているってどういうこと?

そうなの。これは私のヨガの特徴かもしれない!続けて通ってくれている生徒さんたちには、それぞれのカルテを作っているよ。

レッスン始める前に“現在の状態や気になるところ”を共有してもらうのね。レッスン終わった後には、「あ~気持ちよかった」という気分的なものだけじゃない気づきや状態の変化も感じてほしいと思っているんだ。次に向けたアドバイスを含めて書き残して、それをレッスン後に個別に送っているんだよ。

 

レッスンのたびに、書き記される個別のカルテ

 

―――え~!まるで整骨院でみるようなカルテだよね。ヨガのレッスンでこんなカルテ見たのははじめて。ひろぽんが、ヨガを通して伝えたいことがより丁寧に、一人ひとりに伝わっていくんだね。


気さくで、おしゃれで、気持ちを素直に表現できるひろぽん。どこか懐かしい香りのする“かわいい幼さ”をもつひろぽんに惹かれる理由が、今回のインタビューを通してよりわかったような気がします。

一言で言うと“ヨガの先生”。だけど、その言葉の裏には、広く深い意味がありました。

 

先日、開催された青空ヨガを受講して“わたしってここまで伸びるんだ”と実感しました。意外な自分を発見できたり、深い呼吸が体中にめぐっていく感覚もすべてひっくるめて、“この瞬間を自分は生きてるんだ”ということを感じたYOGAZENのヨガ。

 

オンラインでも、対面でも、どちらのヨガもおすすめです。YOGAZEN原田浩子が届ける、ヨガ、瞑想、薬膳を通した“わたしと向き合う、日常にあるヨガ”。

ぜひ一度、体験してみください。

YOGAZEN 主宰 原田浩子

YOGAZENホームぺージ https://yogazen-h.com/

Instagram @hiroko_yogazen

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