【ママが学ぼうシリーズ】おうちでの性教育、どうしたらいい?②前編

ママが学ぼうシリーズ第一弾として、講師にJAPAN ALIVEのお二人をお呼びし、「おうちでの性教育、どうしたらいい?」というテーマのもと、連続3回講座のうちの二回目をを6月22日に開催いたしました。

この時の講座のレポートをお届けします。

一回目講座のレポートはこちら:
https://mamabeonline.net/mamabestyle/3668/
https://mamabeonline.net/mamabestyle/3681/

二回目は「年齢に応じた性教育のアプローチ」について学びました。
内容がモリモリっと詰まった1時間半、一度では伝えきれないので、今回も前編後編でお届けします。

性教育ってつまりは、子育てそのものだとわかりました。

講座を受けたあと参加者のママが言いました。
シンプルだけど核をついている、佐野さん夫婦が伝えたかったことがきちんと届いているように感じました。

子どもの心の発達と、体の発育に合わせて。

10名のママ&パパが参加してくれました!

前回は、性教育について考える基礎を学んだ時間でした。
世界ではスタンダードである「幼少期からの性教育」ですが、日本では特別な教科扱いをしていたり、家庭内で話すこともままならない話題となっている「性のはなし」。
今回は、子どもの発育と発達に合わせて、どのような方法で「性」について伝えるといいのかを学ぶ時間となりました。

0歳~18歳までを7つの区分に分けて教わりました。ぜひご自身の子どもの年齢と照らし合わせて考えてみてくださいね!
(ただし、子どもの発育や発達は個人差が大きいので、ここに記載する内容に当てはまらないこともあると思います。参考にしてもらえると幸いです。)

明るく楽しくわかりやすい、るつさんの講義

 

0歳~10歳頃まで家庭の影響大、日常から生まれる性教育とは?

来てくれた子どもたちは、かわいいサポーター

生まれてからだいたい10歳頃までは、家庭や育ててくれている大人の影響を大きく受けています。

「愛着形成」という言葉は耳にしたことがあると思いますが、生まれてから1歳半頃までは、赤ちゃんと養育者との間での愛着、信頼感を育んでいく最も大切な時期です。

「わたしは愛されているんだ、大切にされているんだ」ということを体感し、その心地よさを実感していくこの時期。
オムツをかえる時、お風呂に入れる時、赤ちゃんに触れる大人たちは自然と声かけをしますよね。
「オムツ変えようね~きれいにしようね~」「体を洗おうね~」と優しい声で語りかける行為自体が、実は「性教育」のはじめの一歩なんだそうです。

赤ちゃんとの関わりの時にかける自然な声掛けは、「自分の身体は自分のものだ」という意識を芽生えさせていくことにつながっているんですよ。これこそが、「性教育」なんです。

1歳前後から立ったり、歩き出す子が多いですが、この運動能力の発達や感情表現が豊かになっていく過程の中では、具体的に「性」について教えるということではなく、あなたの存在そのものを大切に想っているよ、あなたのことを大事に扱っているよ、というメッセージを毎日伝えていくことに意識を向けてください。

さて、1歳半~3歳頃では、俗に言う「イヤイヤ期」も含まれますよね。イヤイヤ期をどうやって乗り越えたらいいの?イヤイヤ時期が永遠に続きそうで辛い…とついつい悲観的になりがちなのですが、るつさんはこのように話していました。

私は、「イヤイヤ期」はとっても大切な時期だと思っています。何でも嫌、あれも嫌、これも嫌、となるのでママにとっては辛いことも多いですが、「自分を知っていく途中にいる」と捉えてあげるといいですよ!この自分を知るということ自体が、性教育においても大事な要素なんです。

さらに、3歳前後から「性器の洗い方」を教えることができるタイミングだと言います。

「ごしごし洗うのではなく、優しく洗おうね」と具体的に教えると理解できるのが3歳頃です。性器は、どうしてもごみが溜まりやすい部分なので、「きれいにしようね」ということをお風呂で伝えてあげ、具体的にその方法を示してあげてください。この時に大事なのは、堂々と教えること。恥ずかしがったりしないでください。堂々と伝えるんです。
男の子にはパパが、女の子にはママが伝えるという風に役割分担することもいいと思いますよ。

そして、日常の何気ない行いの中で、ある二つことの「練習」を重ねてほしいと言います。

靴下でも、靴でも、どっちがよい?と自分で選ぶ練習をさせてください。大げさな内容ではなく、小さいことでOK。考えて選ぶ練習をさせてください。そして、この時期にあるある話ですが、友達からおもちゃを貸してもらえずに泣くことってありますよね。つまり「NO」と言われること。この「NO」と言われることを受け止める練習を積み重ねてほしいんです。

 

4~6歳は、ゴールデンタイム。子どもとの関わり方そのものが、性教育。

絵本を具体的に紹介してくれて、わかりやすい

幼稚園に入園する頃の4歳~6歳頃は、発達、発育、性教育の面でゴールデンタイム。

生理的な欲求に対しての「嫌」がほとんどだった3歳頃までと違って、この頃は、「嫌そのもの」にしっかりとした理由があります。そして、社会性がスピードを加速して育まれ、思考力が育ち、自己主張も具体的にできるようになります。

このことは「自分と他人を区別できる」ことへつながっていき、これが「性教育の一部」となっていくんです。
それに、絵本を通して「性」を伝える時、子どもの理解力がより向上しているため、選べる本も変わっていきます。

性器を清潔に保つことに対して、引き続きの声かけも必要です。

そして、外でのマナーも教えるべき時期でもあると言います。

例えば、「おちんちん」「おっぱい」「おしり」と言った言葉自体を面白がってわざと発言することってありませんか?
特に男の子に多いと思いますが、5歳になる我が家の三男も4歳になりたての頃、この言葉をよく言っていました。
それも堂々と家の外で、大きな声で。

「やめなさい」「そんなこと言っちゃダメ」と叱ることはあっても、なんで言ってはいけないのか?ということを丁寧に伝えきれていなかったことを反省しました。

外でのマナーをしっかり教えてあげてください。子どもはただ知らないだけだから。体のプライベートな場所はあなたにとっても他の人にとっても、大切だということ、だから面白がって外で言うことではないということを伝えてあげてくださいね。

 

用意してくれた絵本がずらり♪

「選ぶ練習をする」ということを先ほども伝えましたが、4~6歳頃は、「選択に深みと責任を伴わせる時期」となるそうです。

どっちがいい?と選択肢を与えることそのことは変わらないのですが、その意味に深みが出てくる時期です。選んだことに対して、自分で責任を負うということを知っていくんですね。また、モノだけでなく、感情(気持ち)を選べるということを学んでいくタイミングでもあります。怒り、悲しみ、喜び…その時の気持ちを知ることで、自分の気持ちをコントロールすることにもつながっていくのですが、これが「あなたとわたしの境界線をつくる、それを認める」という「性教育の肝」と言ってもいい要素へと続いていくんです。

レポートの内容もお腹いっぱいになってきました。
前編はここまで。
後編は7歳以降についてのアプローチ法や関わり方について伝えていきます。
ぜひ読んでくださいね。

【担当講師】
JAPAN ALIVE:https://www.japanalive.org/

(文:mamaBEonline!齋藤)

© 2022 mamaBEonline! - NPO法人エムケイベース