「子どもと共に育ち合い、生かし合う」
というテーマをかかげているNPO法人エムケイベースは、このテーマを象徴するようなイベントを企画し、2月23日(水・祝)無事開催することができました。
「小学生だって文化祭~子どもの<好き>が交わる時~」
3回に渡って子どもたちの当日の様子をレポートします!まずは、トップバッターを飾ってくれたエナブルバレリーナクラスの子どもたち。そして、ピアノ演奏を披露してくれた千葉那南ちゃん(小5)についてお届けします!
お気に入りの衣装を着て、舞台に立つ喜びを
本来ならば、21名の子どもたちがステージに立つ予定だったのですが、当日は19名のかわいいバレリーナたちが踊ってくれました。
エナブルバレリーナクラスは、NPO法人エムケイベースの副代表でもあり、バレトンエリでも知られている、満園が指導をしているバレエのクラス。
普段は月2回、練習をしているそうです。
バレエをはじめたきっかけは?と聞くと、
「楽しそうだったから」「友達がやっていたから」といった答えが多くかえってきました。
普段着とは違う、綺麗でかわいい衣装をきたり、レオタードを着て踊ると、テンションがあがると教えてくれた子がいました。
バレエは、お芝居や劇とはちがってセリフがないのが特徴。
バレエ独特の動作や踊りだけで、「物語を表現することが面白い」と話してくれた子もいました。
コロナ禍以前は、年に1回、ママやパパたちの前でおさらい会を行っていたエナブルバレリーナクラス。しかし、コロナ禍ではそれが思うように実現できていませんでした。
未就学児の子たちも出演してくれたのですが、衣装を着て、ステージに立って、観客の前で踊ることがはじめての子たちもたくさんいて、とにかくかわいかったのが印象的でした。
リハーサルの時は緊張した様子の子もいましたが、いざ衣装を着て準備を整えると、本番モードに突入。
子どもたちのたくましさは、こういう時にも発揮されるのですね。
くるみ割り人形などから5曲を精一杯踊り切った、エナブルバレリーナクラスのみなさん。
現在、小6でこの春でバレエクラスを卒業する子もいたので、いい思い出になってくれていたら嬉しいです。
今回ステージには出演できなかった2人も、次こそはステージに立てることを期待しています。
電子ピアノは初、でも「大丈夫です、弾きます!」
5年生の千葉那南(ななみ)ちゃんによるピアノ演奏が始まりました。
中学3年生になるお姉さんがいる那南ちゃんは、お姉さんがピアノを習っていたため、自然にピアノを弾くようになったそうです。
「一見、難しい曲も、練習をかさねていくうちに、自分がどんな風に弾きたいかイメージできるようになってきて、思い通りに弾けるようになった時に、嬉しさを感じる」と話してくれていました。
いつもは本物のピアノで演奏をしている那南ちゃん。今回は、電子ピアノでの演奏に挑戦してくれました。
リハーサルではじめて触った電子ピアノ。わかってはいたけれど、想像以上に鍵盤を抑えた感覚が違っていたようです。
「大丈夫?弾けそうかな…?」と聞いてみたところ、「大丈夫です!電子ピアノだとわかった上で引き受けたので、やります!」と力強い答えが返ってきました。
これには、ピアノ教室の先生であり、司会を務めてくれた西城あやさんも「さすが、那南ちゃん」と驚いた様子。
いつもと違う楽器を相手に、たった一人でステージに挑んでくれた那南ちゃん。
ピアノの魅力をこう答えていました。
「同じ曲だとしても、弾く人によって違う曲に聞こえるところです」
どこを切り取っても立派なピアニストのコメントに、感心しかありません。
「ファジルサイ編曲・トルコ行進曲ジャズバージョン」を披露してくれたのですが、お馴染みのトルコ行進曲が変幻自在に変わっていく様子がとても面白く、次の展開がどうなるのだろう?とワクワクする一曲でした。
那南ちゃん、素敵な演奏をありがとうございました。
次は、弾きなれたピアノでの演奏も聞いてみたいなと思ったので、よろしくね!
次回のレポートもお楽しみに♪