【東北初導入・ベビーケアールーム】男性が育児参画しやすい街を目指して

「家事を家族事に」をキャッチフレーズに、家事を協力して行う「家事シェア」の普及活動を推進しているKaziプロジェクト。
代表を務めるのは、2児のパパである木村秀則さんです。

七北田公園都市緑化ホール内に、設置型ベビーケアールーム「mamaro 2(ママロ2)」を設置した木村さんに、この事業に込める想いをたっぷりと伺いました。

 

mamaro 2、利用者第一号が来てくれました!

利用者第一号の親子に遭遇!

2月18日、木村さんと「mamaro 2」前で待ち合わせしていると、一組の親子がやってきました。

2月17日に設置された「mamaro 2」の話題は、その日のニュースでも放送されていました。
そのニュースを見たおばあちゃんが、娘さんに「mamaro 2」の存在を知らせ、3世代そろって早速利用しに来てくれたのです。

偶然この親子に出会った私たちは、大興奮。
実際に利用してくれる人が目の前にいてくれるって、嬉しいですよね。

使い心地はどう?

 

男性だって気軽におむつ替えしたい!!

mamaro 2の中、広いんです!

「授乳室ってどこにあるの?」「男性用トイレにはオムツ交換台がないんだけど…」

このような経験をされたママやパパは多いのではないでしょうか?

こういった街の環境設定の裏には、「赤ちゃんや子どものお世話は、女性がするのが普通」という概念が潜んでいることも一因かもしれません。
男性は直接母乳をあげることはできなくても、ミルクを飲ませてあげることはできるし、オムツ交換だってできます。

男性も立派な育児の担い手なのだから、社会の環境もそうした配慮が必要になってくるのは当たり前なのですが、実際にはまだまだ進んでない部分が多いような気がします。

そこで、男性が育児参画しやすいような環境を整えるためのアクションの一つとして、この「mamaro 2」を設置したのがKaziプロジェクトだったのです。パパ目線だから気づいた「子育て環境の足りない部分」を解決するべく奔走されています。

さて、気になる内部を紹介していきましょう!

椅子の下にコンセント見えますか?

授乳をしたり、ミルクや離乳食をあげたりするために大人が座れるスペースがあります。座れるお子さんだったら、一緒に並んで座ることもできます。

注目したのは、椅子の下!見てください!コンセントが見えますよね?

このコンセントは搾乳機などのベビーケア用として使ってほしい、という意図がありつけられているそうです。(便利っ!)

体重も計れます!

そして、オムツ交換台に赤ちゃんを寝せると…自動的に体重を計ってくれるシステムが搭載されています。

赤ちゃん時期は体重を計ること自体、意外と手間がかかります。だから、寝かせるだけで計ってくれるのは嬉しいですね。
そして、数字横にはQRコードがあるのですが、スマートフォンアプリ「mamaro GO」を読み取ると、計った体重の情報がスマホに保管されます。次の利用の時もその情報が蓄積されるため、体重の記録にもなるのだとか…(便利っ!)

その他には、除菌機が壁に搭載されていて安心ですし、完全個室で周りを気にせずくつろげるところもポイント。
ベビーカーのまま入ることができる点もいいですね。

撮影協力ありがとうございました!

ぜひ七北田公園に遊びに来た際には、都市緑化ホールをのぞいてみてください。そして、ぜひ利用してみてくださいね!

木村さんには「mamaro 2」のこと以外にも、様々なお話をうかがいました。その続きは後日公開します!

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