【ヨガママ★ルイコラム後編】ママのおっぱいバイバイ、納得のお別れ。

フリーのヨガインストラクターとして活躍中のヨガママ★ルイこと、冨木留依さん。
2022年3月に第二子となる女の子を出産し、2児のママとして日々奮闘中の留依さんがお届けするルイコラム。
ヨガの仕事に復帰を果たし、子育てに仕事に忙しい毎日を送る留依さんが今回届けてくれたのは、「3歳になる息子くんがおっぱいから、納得の卒業」をした話。

断乳しようと試みて失敗に終わった中で自分都合で無理にやめようとしていたことに気づき、しばらく授乳を続けることにしたという留依さん。
そんな中、2人目の妊娠が発覚するという嬉しいことが起こったのです。

前編はこちら：【ヨガママ★ルイコラム前編】ママのおっぱいバイバイ、納得のお別れ。

果たしてこの続きはどうなるのでしょうか…？

ママの気持ち、子どもの気持ち、どっちを優先したらいいの？

おっぱいへの執着は成長と共にどんどん減り、ついには一日中飲んでいた息子も眠る前の1回だけになり、「このままやめるんじゃない？！」と話していた矢先の2021年8月、2人目の妊娠が分かりました。

2022年3月、長女が産まれ、息子はお兄ちゃんになりました。

"お兄ちゃんになったんだし、いよいよ断乳ね！"

保育園の先生にはもちろん、実母や区役所の助産師さんにも促され、改めて断乳を考えました。
しかし私が退院して妹と共に生活をスタートすると、「僕だけのおっぱい・僕だけのママ」だったのに、妹がおっぱいを飲んでいる、妹がママに抱っこされている状況に、おっぱい熱(＝ママ熱)が再燃した息子。

"〇〇ちゃん、ママに抱っこしないで。僕のママなんだからね"

口癖のように妹に唱える日々。
そして息子は、妹がおっぱいを飲むタイミングで自分も飲むようになり、気づけば私は2人抱っこして一日中過ごすようになったのです。
産後の疲れた身体に2人の抱っこはそれはそれはしんどかったです。

日に日に、「あぁ、また2人抱っこしておっぱいなのかー。」
そう思うようになっていきました。
私はついつい「△△(息子の名前)、おっぱいは〇〇(娘)ちゃんにあげようね？お兄ちゃんになったんだし、頑張ってやめていかないと！」と、息子にイライラをぶつけてしまったこともたくさんありました。

とはいえ、息子が甘える気持ちもわかっていました。
急にお兄ちゃんになるというのは簡単ではないし、新しく家族を迎えるということを受け入れるまで、時間はかかるだろうと。

自分の気持ちも大事にしたい、息子の気持ちも大事にしたい、二つの間で本当に悩んだことを覚えています。

息子と向き合いきった私の覚悟に、自分で自分を褒めます

"気がすむまであげたら？もちろんママは大変だとおもう。でもさ、今はそれが〇〇(息子)にとっては1番の安心材料なんじゃない？"

ふと旦那に言われた言葉が浮かび、何度も考えました。
そして、結果的には、息子が嬉しい時間なら、納得してやめるまではあげ続けよう、そう決心したのです。

この決断をしてからは、なんだか私たち夫婦も吹っ切れて変わりました。
産まれた娘にはもちろんですが、息子とのスキンシップの時間を以前よりも、より意識して取るようにしました。
一日の中で、たくさんギューとハグをしたり、お風呂を2人きりで入ったり、出来るだけふれあえる遊びをしました。

それから少しずつ、息子はおっぱいをねだらなくなりました。

月日は流れ、2022年12月。それまであまり好きではなかった食パンを、ある日突然、幼稚園の給食で食べて帰ってきたのです。

"パン、美味しかったよー。最高だったよ！"  

"ほぉー、すごいなー！息子も変わったなー！"と思っていたら、それから数日後、ついにおっぱいを飲まなくなったのです。

正直驚きました。でも、すぐに、「嬉しい！楽！息子の大きな成長に万歳！私、3年間おつかれーーー！笑」と嬉しい気持ちが大爆発したのです。

断乳＆卒乳の悩みや葛藤を冷静になって振り返ると、"私がおっぱいをあげるかあげないか、迷ってたり悩んでたりしてた気持ちが伝わって、息子は不安になり、余計にやめられなかったのかなぁ"と思ったです。

あの時、割り切って「あげる(飲む)選択」をしたから、その覚悟が息子にも伝わって、安心しておっぱいと向き合えたんだ。そして最後には自分でちゃんとやめられたんだということ。

息子が産まれてからの授乳や辛かった断乳の日々、家族で悩んだ時間、息子の笑顔を思い返して、息子が自ら卒業をしたこの日、夜寝る前、涙が止まりませんでした。

私は胸を張って、「やりきった！向き合い切った！」と思っています。

おっぱいに関しては、ご家庭で様々な考えがあって当然です。断乳、卒乳、それぞれのお子さんの性格やリズム、ママや家族の都合もあると思うので、正解はありません。

私が思う大事なことは、【自分が選んだら覚悟をもって、目の前の子どもと向き合い続けること】

私は息子に３歳までおっぱいをあげたことに、後悔は1ミリもありません。
何を選択したとしても、ママや家族がそう思えたらいいのかなと思っています。