まず始めてほしい場所はここ!
お家の片付けについてのご相談で特に多い内容は
子供のおもちゃや家族(夫や小学生以上の子供)の持ち物。
特に疲れている時は自分以外の誰かが散らかした物を見ると、ついついイライラしてしまいますよね。
実はこれ、伝えてもなかなか解決に至らないからこそ、その問題が必要以上に大きく見えてしまい、何とかしたい!という思いが常に心の中を支配してしまっている状態なんです。
だからこそ、まず取り掛かっていただきたい場所が冷蔵庫。その次にキッチン。
なぜなら毎日の生活で欠かせない・避けることのできない場所だからです。
衣食住の一つである大切な食を担う冷蔵庫と毎日の食事を作りと後片付けとで意外と時間を費やしているキッチン。
それらはどんなに日々疲れていても生きていくためには欠かせない重要な場所です。
また、毎日の生活の中で最も使用頻度が高く、自分自身にとって欠かせない場所を優先して始めることで、整理収納の効果やメリットを感じやすくなり片付けがより楽しく長続きします♪
特に冷蔵庫は大きさやモノの期限が明確で、メリットも多いので特におすすめです!
こんな嬉しいメリットがあります♪
冷蔵庫の整理収納で得られるメリットは
- 心が整う
- 家事の時短
- 食費の節約
- 光熱費の節約
- 特別費(家電)の節約
まず、毎日必ず使用する場所が目に見えて整っているととても気持ちが良く自然と心が整います。家族にとっても、整った状態を目に触れ体感することで「空間を整える」ことの大切さを感じ取ってもらえるという効果も期待できます。
さらに自分のエリアを整えることで、それ以外の場所が多少散らかっていても
あまり気にならなくなるという効果もあります!
そして時短や節約について。
冷蔵庫内がすっきりすれば調理時間の短縮にもなり、食材を無駄にすることもなくなります。食材のストックを把握しやすいので重複買いも防ぐことができ食費の節約にもつながります。
庫内の冷気がきちんと行き渡る状態になると光熱費が減り、冷蔵庫自体への負担も減るので故障など機能低下を防ぐことにもつながります。
手順は簡単!
各部屋の順番は、冷蔵室→野菜室→冷凍庫 がおすすめです。
手順は(冷蔵室の場合)
①各段ごとに全て出す
②拭き掃除
※汚れが目立つ場合、棚を外せるものは外して洗う。
※除菌・消臭→クエン酸水スプレー(水100ml+クエン酸小さじ1/2)
※頑固な汚れ→重曹水スプレー(水100ml+重曹小さじ1)+水拭き
③消費期限をチェック
賞味期限が近いものは「早めに使う食材」として区別する
④同じ使用目的、種類ごとに分ける
朝食セット、製菓用食材、乾物類、調味料、保存食材 など
⑤目線や背の高さに合わせて食材を配置
1番下段は重たい鍋などを置けるフリースペースに。
下から2段目3段目(※冷蔵庫の容量やメーカーによって異なります)は期限が近い食材や作りおき・残り物置き場に。
常備食材(納豆や豆腐など)は定位置を決める。
常にきちんとしなければと思わなくても大丈夫
いつも綺麗に整えておかなければ!と思う必要はありません。
買い物から帰ってきて忙しい時には一時的にフリースペースに入れ、ひと段落した時に整頓する程度で大丈夫です。
人それぞれ違いはありますが、特に冷蔵庫の場合の整理収納の目的は
「何があるかが見渡しやすく、食材を出し入れしやすい」ということ。
その他にも自分以外の家族が食材を買ったり料理をする頻度が高いご家庭の場合は、
「家族みんなが食材の収納位置を共有できる」「家族も取り出しやすい」という要素が加わってきますね。
整理収納の目的を明確にし、「あ、やっぱりこれはこっちに収納した方が使いやすいかな♪」とライフスタイルに合った見直しをその都度加えながら、冷蔵庫の整理収納を楽しんでみてくださいね。
専門家ママ プロフィール
KÖHARUBIYÖRI 代表。2人の子供の母。
東北初の冷蔵庫収納スペシャリストとして住宅収納スペシャリストの経験を生かした「食品ロスを防ぐ冷蔵庫収納術」と「暮らしを楽にする仕組みづくり」をお伝えしています。
ご自宅の整理収納サポートも行っておりますのでお気軽にご相談ください♩
ホームページ https://koharubiyoricafe.jimdo.com
Instagram @koharu_biyori
@la_chic(マイホーム)