2025年が始まっています。
皆さま、どのようなお正月を過ごされていたでしょうか。
2024年元旦は、あまりにも衝撃的な幕開けだったことを思い出します。
石川県能登地方を震源とする地震が発生したあの日、家族団らんの幸せな光景が一変し、多くの犠牲者が出たあの日。
災害大国に住んでいることを、これでもかと知らしめられたような気がしました。
私は、個人的に数度「認定NPO法人カタリバ」に寄付をしてきました。
被災地の子どもはじめ、困難を抱えている子どもたちの支援などに役立てることはないかと私なりに考えた心を表すカタチ。
エムケイベースとして直接的に子どもたちのためにできることが少ないことに、情けなさや無力感を感じることも多々ありますが、「自分が出来ることをやること」は、エムケイベースを続けているうえでも、大切にしている考え方です。
今年は、協働というカタチで新しいメディアを生み出していこうと考えています。
尊敬しているライターさんがある時、こう記していました。
「メディアは人の関心をつくることなら、できるかもしれない。たった一人の切実な思いは伝わるし、その思いから、誰かの変容を起こすこともできる」と。
一人ひとり違う「育児人生」が、誰かの未来の「育児人生」の希望や光になるだろうし、「育児」を語るその人自身の「人生」を肯定することになるだろうと私は強く信じています。
私たちエムケイベースができることは、「子どもと共に生きると決めた人生」を応援し、その人生をとにかく「肯定」すること。
「認めることで、違いを楽しむ」そんな生き方をできる「育児にまつわる人々」が増えてくれたら、子どもたちは自分の人生をきっと肯定できる大人に育っていくと信じて。
活動をはじめて7年、NPO法人となって4年を迎える私たちを今年もどうぞよろしくお願いいたします。
NPO法人エムケイベース
代表理事 齋藤 愛