「子どもと共に育ち合い、生かし合う」
というテーマをかかげているNPO法人エムケイベースは、このテーマを象徴するようなイベントを企画し、2月23日(水・祝)無事開催することができました。
「小学生だって文化祭~子どもの<好き>が交わる時~」
3回に渡って、子どもたちの当日の様子をレポートしています!
最後にご紹介するのは、昔あそび+キッズの皆さんと津軽三味線を披露してくれた福士姉妹です!
ひとつの技に集中、そして心を込める。
総勢10名の子どもたちがステージに立ってくれた、昔あそび+キッズ。
彼らの師匠であるこま侍さんをご存知の方もいるかもしれませんね。
児童館での行事や様々なイベントなどでこま侍さんに出会い、こまやけん玉に魅了された子たちが月に1~2回集まって練習をしています。
個人技と団体技を披露してくれたのですが、注目される中でも堂々とやり切る子どもたちの姿には心を打たれました。
それぞれが披露する技を自分で決めたそうなのですが、練習の成果が発揮される時がきてよかったです。
もちろん失敗することだってあります。それでも、次にチャレンジする姿をみたら、子どもたちの心の強さが証明されたような気がしました。
エースのT君は、高難易度の技をいとも簡単に成功させます。さすがです!
「野球、サッカー、バスケ」などスポーツにちなんだけん玉連続技を披露してくれたり…
「宇宙一周」という技を完璧にこなしてくれたり…
「一回転灯台逆さ落し」と言われる難しいけん玉技に、何度も挑んだ小6のH君。
「簡単な技に変える?」とこま侍さんから提案されるも、「いや、このままやる!」と言ってH君の挑戦は続きました。
成功した瞬間、会場からは「お~~~!」という歓声と拍手。H君にも安堵の表情が浮かびました。
「他の遊びより、こまやけん玉で技を決めたら『できた!』という気持ちを強く感じられる」
「難しい技を決められたときに最高に楽しい!」
「簡単な技から難しい技まであるので、小さい子も楽しく遊べるところがいい」
このようにこまとけん玉の魅力を語ってくれる子どもたち。「できた」をたくさん積み重ねたその先に味わえる達成感、これからもいっぱい感じてくださいね。
とにかくカッコいい!姉妹が奏でる三味線の虜になりました
最後をかざってくれたのは、中3になる福士奏(かなで)ちゃん、小4のあみなちゃん姉妹。
2021 年度第 24 回津軽三味線コンクール全国大会小学生の部優勝の妹・あみなちゃん。姉・奏ちゃんは、同大会中学生の部で 3 位入賞を果たし、姉妹では 2021 津軽三味線世界大会団体部門グループ B「三絃小田島流ジュニア」メンバーとして優勝を飾っています。
まさに、津軽三味線界が認める実力派姉妹です。
奏ちゃんは受験生であるにも関わらず、忙しい時間の合間をぬって参加してくれました。
「練習できてないんですよ~」と笑って話してくれましたが、本番のステージからは全くわからないほどの演奏でした。
「ザ・日本な音なんだけど、アレンジによってはロック調になったりするところも魅力的です」と事前に話してくれましたが、確かに日本の音なんだけど、カッコよくて、指使い、ばち使いの速さに驚きいっぱいでした。
会場の皆さんが生の音の素晴らしさと迫力に心奪われていくのを、目の当たりにしました。
姉妹だから奏でられた音でもあったことでしょう。すっかり津軽三味線ファンに。これからも大好きな津軽三味線を広めていってください。心から応援しています。
昔あそび+キッズの皆さん、福士姉妹、出演ありがとうございました。
3回に渡ってお届けした「小学生だって文化祭!子どもの<好き>が交わる時~」、またいつか皆さんと楽しくドキドキする時間を一緒に過ごせたら嬉しいです。