【ママビー講座レポ】子どものあそびとの関わり方

10月になり、街はすっかりハロウィンモードになっていますね。

 

先月27日、こどもの遊びと育ちの専門家として東京を拠点に活躍されている、しみずみえさんを講師にお呼びし、「子どもと遊ぶことに戸惑うママのための遊び方講座」を開催しました。

 

3歳の子どもを持つママ、4歳と6歳の子どもを持つママ、そして、4組の親子が参加してくれました。みえさんとはオンラインでつなぎながら、会場いっぱいに使って、「あそび」を満喫しました。

 

その時の様子をレポートしましょう。

身近な素材で、あそびをつくる天才たち

新聞はあそび方無限の素材

みえさんから教えてもらって用意したものは、家にある身近な素材ばかり。

 

新聞、チラシなどの雑紙、紐、テープ、ごみ袋(大きいサイズ、小さいサイズ)などの100円ショップで買えるもの、ヨーグルトカップなどの空容器。

 

あそびが一気に広がりはじめ、「子どもが主役」の時間が自然とはじまりました。

 

ひたすら紐を出す子、空容器にちぎった紙をつめて食べものに見立てる子など、次々にあそびを作り出す子どもたち。

 

新聞破りは止まらない

 

新聞を広げて、真ん中に少し切り込みを入れてあげてください!そしてそれを両手で持ってあげてくださ~い!

 

と、みえさんから声がかかりました。紙には繊維の方向があり、その繊維に沿わないと破りにくいこともあるのだとか。
真ん中に少しだけ切り込みを入れることで、どの方向にも破れやすくなるんだそうです。

 

雨の日が続いたり外出できない日が続く時は、新聞を使ってエネルギーを発散するあそびをすること、おすすめですよ!

 

子どもたちがそれぞれの「あそび」を楽しみだしたら、部屋は一気に熱気に溢れました。
あそびのパワーとエネルギーを、目の前で感じることができました。

 

あそびに「目的」は必要ない

あそびに目的地はありません

 

わくわくすること、心が動くこと、これこそが「あそび」です。

 

私たち大人は、あそびに対して、目的、正しさ、成果を求めてしまうことがあります。

 

例えば、こんな風に思った経験はありませんか?

・親の意図と違うことをする(動物園で動物を見ずに葉っぱばかり拾うなど)と残念に思ってしまう
・おもちゃの正しい使い方(積み木を触ったり舐めたりして探求しているのに、積むものだと教えて積ませたがる)をさせたがる

 

大切なのは、遊んだものや出来上がった作品の「結果」ではなく、その「あそびの過程」に目を向けること、
そして、何に興味を持って、どんな事をして、どう楽しんでいたのかを観察することが大事だとみえさんは言います。

やった~マン!

 

参加してくれた年長のT君は、車のことならなんでもお任せの「くるま博士」なのですが、手先の器用さもあり、チラシで素早く、帽子を作っていました。

 

カメラを向けると、やったー!のポーズ。

 

普段から「なにかを作りだす」ことに慣れているんだろうな、ということが読み取れます。
家族以外の大人が子どもたちの良さを一緒に発見する時間。我が子のように、その成長の喜びを感じられます。

 

発見→ワクワク→夢中→繰り返す→満足へ

接続がうまくいかず…1台のパソコンを一緒にのぞくママたち

 

子どもたちは成長のために「あそぶ」のではありません。

 

なにかを発見して、楽しそう!面白そう!やってみたい!とワクワクする。そして、やってみて体感し、ハマったら夢中になる。すると、やめられなくなって繰り返す。最後に満足して、自分で終わりを見つける。

 

ここでみえさんが例に挙げていたのは、「ひたすらティッシュを取り出す赤ちゃん」でした。皆さんのお子さんもそのような経験はありませんか?

 

ティッシュボックスの中から、ティッシュをひたすら取り出すその愛らしい後ろ姿。1箱の中身全部取り出す場合もあるし、1箱だけでは物足りないという場合もあるかもしれません。

 

「あ~もったいない、やめて!」と思うのは当然なのですが、この行為はずっと続くわけではありません。満足したら、必ず終わりを迎えます。

 

だから、もし現在このような行為をする赤ちゃんがいる場合は、そっと見守っておいてあげてほしいのです。

 

何かを学ばせるために「あそび」があるわけではなく、あそびは「自由」だということ。

 

私たち大人は、かつて自分たちもやっていた「あそび」、その根底にある「あそび心」をもう一度取り戻す必要があるのかもしません。

 

子どもの頃、どんな「あそび」が好きでしたか?

ただただ走ること?

それとも、おままごと?

 

子どもの頃、どんな「あそび」が好きでしたか?

 

こう、みえさんに問いかけられたママたち。

リカちゃん人形で遊ぶことが好きでしたね。着せたい服は自分で作ったりもしてました!

 

皆さんの「あそびの記憶」はどのような内容でしょうか?

 

みえさんは、「あそびは、個人的で一般化できない、自分だけの記憶」だと言っています。

 

我が子のあそぶ姿のその向こうに、昔の自分があそぶ姿を透かして感じてみる…

 

そんな瞬間もいいかもしれません。

 


今日は、やりたい放題やらせていただいてしまって…。新聞紙散らかすとか、なかなかやらないことをやらせていただいて感謝です!

楽しくさせてもらい感謝!外に行くと、結構わんぱくなんだと実感したよ!

子育てでいちばん大変なのは、手出し口出しをしないで我慢することだなーと日々感じます。あそびにおいても「信じて待つ」ことの大切さ、みえさんのお話を聞いて、改めて感じました。

ママたちが感想を寄せてくれました。

 

家の中だけでは気づかない姿があったり、我が子の新しい一面に気づいたり、その面白さをシェアしたり。充実した時間を共有できました。

 

「あそびは未来をひらく」

 

みえさんが最後に伝えていたメッセージです。

 

講座レポートはここまでですが、みえさんには今後も、「あそび」についてのヒントや心持ちについてを教えてもらう予定です。

 

あそびを通して「親子、家族の記憶をつくる」、そんな一助になっていけたらと願っています。

 

【講師:しみずみえ】
こども×おとな×しごとプロジェクト・子どもの遊びと育ちの専門家
〈今までの仕事〉
・おもちゃメーカーでの玩具企画開発
・キッザニアの立ち上げ
・保育園での活動サポート
・あそびプログラム開発
・親子向けワークショップ開催
〈著作〉
『あそびのじかん-こどもの世界が広がる遊びと大人の関わり方』

しみずみえ/あそびの専門家|note

 

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