3月1日、防災士の細谷真紀子さんに山形から来ていただき「大切ないのちと財産の守り方講座」を開催しました。
「子育て」は防災につながる
2月半ば、福島県沖を震源とするM7.3の地震が起きました。
東北地方では最大震度6強を観測した、寝静まった頃の突然の地震。
激しい揺れと共に飛び起きたママやパパがいた反面、子どもたちは全く起きなかったというご家庭もあったことでしょう。
東日本大震災からちょうど10年を迎える3月。
私たちは今一度「自分を含めた家族の命の守り方」や「日頃の備え」について学ぶ必要があると考え、減災Days 東北女性防災士Connect Action!会員 sendai social innovation summit 2021 ORBIS特別賞受賞者である、細谷さんのお話を伺うことにしました。
子育て中のママって、実は防災力が高いんですよ。持ち出しリストを見てください。
ママバックにすでに入っている物も多いと思いませんか?
持ち出しリストには、いくつかの区分けがあります。
例えば、0次持ち出しは、”日常的に持ち歩く物”、
1次持ち出しは、”少しだけ家を離れて避難所に行く場合の物”、
2次持ち出しは、”避難所で生活しなければいけない時の物”など。
ママバックは、すでに持ち出しバックの機能を備えている場合が多いということなんですね。
台風と違ってあらかじめの予測が難しい地震は、「いつ起こるかわからない、どんな状況で起こるかわからない」からこそ、日常からの少しの意識が防災に繋がっていくということです。
どの場面でも必要な3つのこと
1:ハザードマップの確認 2:避難方法の確認 3:情報の収集
自宅周辺のこと、職場周辺のこと、通勤路や通学路のこと、
家族みんなのいのちを守るためにこの3つはやっておくべきだ、と教えていただきました。
家にいても、職場にいても、外出中でも、どの場面で発生するかわからない”その時”のために、平常時にやっておくのがベスト。
1は、仙台市HPを確認することですぐ解決します。
さらに2は、子どもと散歩しながらや町探検をしながらなど”楽しみながら”確認をすることもできます。
☆仙台市ハザードマップ等はこちらからチェック
http://www.city.sendai.jp/kikikanri/kurashi/anzen/saigaitaisaku/hazardmap/map.html
「防災」をテーマにした連載をします
「わかっているけどやっていなかった」「どこからなにを準備したらいいんだか、わかっていなかった」
参加者のなかには10年前のあの日を東北で経験していない人も多く、またその頃は結婚をしていなかった人や子どもがいなかった人もいました。
「守るべきものがいる」からこそ、私たちは知り、備えておく必要があると強く感じました。
細谷さんの講座の内容がとっても濃密だったこともあり、このレポートだけではとうていお伝えできないので、「子育ては防災」「日頃から備えるということ」というテーマで連載していくことにしました。
mamaBEstyle!のメンバーたちがここで得た気づきを行動に移していく過程もお伝えしていければと思っていますので、ぜひお付き合いください。