こんにちは!エムエイベース代表の愛です。
先月の話になりますが、「令和6年度 大学生等のためのライフプランセミナー」にファシリテータとして参画しました。
「今だから知っておきたい 働くこと、結婚や子どものこと」ということで、前半後半の2部構成で開講された今回のセミナー。
前半は、産婦人科の先生から「妊娠・出産」について確かな知識と情報を学びました。
後半は、育児休業を取得して子育てと仕事を頑張るパパさん、共働きで子育てをしているパパさん合わせて2名をゲストにお迎えし、私はファシリテータとして進行。
打合せ時、「はじめまして」とお会いしたのですが、お二人ともとっても気さくで話やすくて、すぐに打ち解けることができ、その空気そのままを学生さんの前でもお届けできたのではないかと思います。
結婚適齢期はないけど、妊娠・出産適齢期はある??
晩婚化、未婚化を主な原因として「少子高齢化」のスピードが止まらない日本。例えばR5年度、仙台市では約6,600人の赤ちゃんが生まれましたが、H26年度は約9200人が生まれていました。この2つを比べてみても、減少スピードを分かっていただけるのではないでしょうか。
個人的には、「晩婚化」「未婚化」だけが少子高齢化の原因とは思っておらず、「子どもがいる人生もありかも?!」と少しでも希望を持てる社会でなくなっていること、そういう気持ちが育まれていないことも、要因の一つなのではないかと思っています。しかし、スライドに書いてあるように、産む時期が遅くなると、「自分が産みたい子どもの数」に到達できないこともあると思います。
前半の講義の中では、「結婚に適齢期はないけれど、生物として、妊娠・出産には適した時期がある」ということをエビデンスを元に教わりました。
「結婚をする・しない、子どもを産む・産まないことも自由です」という前提は先生も強調されていました。私も同感です!!
ただ、確かに、「産む」「育てる」ということを考えると、生物学的に適した年齢というのは存在することも理解できます。
大学で学び、その先の働くということをまず考える学生さんにとっては、「先の話だし…」と思うのも仕方がありませんし、実際私も、学生の頃はそうでした。保健体育などで学校でなんとなく教わってはいたものの、「自分には関係ない~」とどこか他人事だったことを思い出します。
ただ、いざ、「子どもが欲しい!」と思った時に、正しい知識や情報をもっていなくて困った経験があるので、このように学ぶ機会があることはとても素晴らしいことだと思いました。私もちゃっかり勉強させてもらいました!
まずは、「知る」。それは、いつか「考える」時のヒントになる。
後半は、ゲストのお二人をお迎えし、私はファシリテータをさせていただきました。
3人目のお子さんが生まれた時に育休を取得された時のパパさんの話で印象的だったのは、「奥さんの大変さがわかりました!」というコメントでした。上2人を面倒みながら、新生児の世話をすることのカオス感…(笑)
わたしもうっすら記憶が残っていますが、体力も精神もすり減らして、なんとか生きている状態になるんですよね。
そんな時に、大人の助けがあることは本当に心強いものです。それを旦那さんが担ってくれるとなると、奥さんとしてはさらに安心だったことでしょう。
我が家は「育休取得する」という発想はなく、里帰り出産をし、産褥ヘルパーさんにお願いしていたのですが、このお話を聞いて、「育休を取って、てんやわんやしている夫」を一度は見てみたかったと思いました(笑)
もう一人のパパさんは、こういう話をしてくれました。
「子どもが苦手だったけど、友人の子どもを見た時にかわいいと思えて、自分の子どもだったらどんなにかわいいんだろう?と思うようになりました。」
「自分の子どもをもつ」ことを想像する機会って意外とないですよね。
結婚、出産というライフプランが当たり前ではない世の中になり、選択肢が多様になっている今の時代は、特にそうかもしれません。
それに、核家族が当たり前なので、子どもと触れ合う機会を意識的に持たない限り、「子どもがいる人生」を考える機会も持ちにくいと思います。
そして、結婚に至るまでのお話も聞かせてもらい、幸せを分けていただきました♪
録音して奥さまに直接聞かせたかったな~なんて思う幸せエピソード。
「この人、いい!」「この人とならこれからの人生、一緒に歩める!」と思える人に出会えることって、まさに奇跡だと思います。
また、お二人に共通していたのは、ご夫婦でよく話をされることでした。
一番近くにいるからこそ忘れがちになってしまうため、意識して「コミュニケーション」を取っていくこと。
もちろんこれは、会社の中で、友人関係との中でも大切なことです。
ですが、「家族だから、話さなくてもわかってくれる」ではなく「家族だからこそ、きちんと伝える」ということが大切だということをお二人から改めて学びました。
最後に、お二人が所属されている会社の育休取得などの話を教えていただいたのですが、とても積極的に子育て世代を応援してくれる会社さんでした。
「就職させてください!」と思わずその場でエントリーしたことは、内緒ですが…(笑)ぜひ紹介させてください!宮城にも素敵な会社さんがたくさんありますね!
株式会社SKホールディングス:https://sk-g.co.jp/
株式会社高速:https://www.kohsoku.com/
「自分の身体のことを知ること」「自分の人生、生き方を考えること」は、学生さんにとっては後回しになりがちなこと…。
だからこそ、「知る」という機会があることは、いつかの時に、きっと参考やヒントになるはずです。
授業時間を提供してくださった先生や宮城県の保健福祉部の方々ともお話させていただくことができ、私にとっても貴重な経験でした。
また来月、別の場所で同じような機会をいただきます!楽しみです!