【経過レポ】39歳の挑戦:自分と向き合い続けたら「愛」にたどり着いたという話

こんにちは!エムケイベース代表の愛です。
9ボーダー・39歳の私が、40歳を目前にして挑戦したあることについてお届けしています。

報告レポ①はこちら:https://mamabeonline.net/livein-miyagi/5061/
報告レポ②はこちら:https://mamabeonline.net/livein-miyagi/5072
報告レポ③はこちら:https://mamabeonline.net/livein-miyagi/5099/

挑戦をした7月から2カ月が過ぎました。そして、2024年も残すところあと3か月ちょっと…。
虎ノ門にある「Venture Cafe Tokyo」でピッチをする権利を獲得したはいいものの…正直、今少し行き詰っている感はあります(笑)
自分に向き合い続ける度に無限ループの中に入っていきます。でも、私のこれからに投資や期待をしてもらうための大事なチャンスなので、しっかり考えていきたいと思っています。この行き詰まりをひも解くために、今日は書いています。

わたしはどうして、子どもを産み育てる人生を選んだのだろう?

0歳ちゃん大集合の図!みんな今年で12歳!

「子育て」というものが一体何なのかわからないまま、「子育て界」に飛び込んだのが12年前。
この写真のように元気よく泣いていた長男も、来年は中学生。2人の弟を加えた3兄弟が、私や夫に「親として生きる人生」を与えてくれました。
子どもは大の苦手だけど、「子どもを産む」ことについてあまり疑問をもつことはなく「子育て界」にやってきたのですが、その背景には、「彼と家族になって、彼と自分の子どもに会ってみたい」という気持ちがありました

これは、BIGLOBが2023年に行った「子育てに関するZ世代の意識調査」の中の結果の一部です。
調査に参加したZ世代(約全国の18歳から25歳までの未婚で子どもがいないZ世代の男女457人)のうち、「将来、子どもがほしくない」と回答したのは約5割に上ったそうです。そして、子どもがほしくない人の4割強は「お金の問題以外」に理由があり、例えば、育てる自信のなさ」「苦手意識」「自由がなくなる」と言った理由により、子どもをもつ人生に積極的になれないんでいるんだとか…。

同じ時期の自分を振り返っても、同じような気持ちだったことを思い出しました。
・今の仕事にやりがいを感じているのに、子どもが生まれたら仕事はどうなってしまうんだろう…
・そもそも子どもを産むってめちゃくちゃ痛いって聞くから、怖すぎて無理…
・赤ちゃんの世話って一体どうしたらいいの…なんで泣いてるか?ってわかんの?
・両親が近くにいない環境で仕事と家庭の両立ってうまくいくはずないじゃん…

考えれば考えるほど、不安や心配しか浮かばない。だけど、私は、「この人の子どもを産んで、一緒に家族をつくっていく」という気持ちがその不安を圧倒するくらい大きく膨らんでいったのだと思います。だから、「夫と子どもと共に生きる人生」を選んだのです。

自分の人生への満足度、あなたはどれくらいですか?

そんな私は、今、自分の人生をとても気に入っています。
自分に自信があるとか、自分の子育てを自慢したいという気持ちはゼロだけど、しっくりくるのは、「気に入っている」という表現。ただ、そう思えるようになったのは、30代半ば過ぎてからでした。

「田舎から大都会東京に来たんだから、バリバリ働いて、たっくさん稼いで、欲しい物は自分で買える女性になりたい!!!」と思っていた20代前半。たくさん稼げたわけではないけれど、時間もお金も自由になる生活と都会の刺激が、あの頃の私の価値観を作っていました。
あれから15年以上が経った今、驚いているのは私に起きた3つの変化です。「価値観」「人生観」そして「映る世界」。

今年の夏、久しぶりに家族写真をお願いした

この変化の裏には、「誰かと比較することをやめたこと」と「今いる環境とあるものの中で、自分の幸せを見失わない」というマインドセットがあります。以前の私は、SNSや雑誌、子育て本を読んでると、こんな気持ちになっていました。
・キラキラしていて、キャラ弁作れて、おしゃれなママはすごい。でも、私はいたってふつうだな~。
・子育ても仕事もバリバリ頑張って、立派なキャリアを築いているママはすごい。でも、私はできないな~。
・子どもを東大なんかに入れちゃって、子育て論で仕事できるママってすごい。でも、子どもってそんなうまく育つんかな~。

隣の芝生は青く見えていたのですが、そう思うことに「意味がない」ことに気づいたのがつい数年前で、そこからは肩の力を抜いて楽に生きられるようになりました。そして、「わたしの人生、これでよし」と自分に◎をつけられることが増えていきました。

失敗をおそれず、今の自分に◎をつけられる親を増やすと、子どもたちも自分に◎をつけられる

「自分に◎をつけること」

これは簡単なのに、とても難しいことです。特に、子育て中は、子ども中心の生活の中で自分を振り返る余裕も失います。日々の生活を回していくことにいっぱいいっぱいで、あれもできない、これもできていないと「できないこと」に意識が向きがちになります。だからこそ、外から「◎をつけてあげる機会」を作っていき、「◎をつける日常」を当たり前にしていくことが必要なのではと思うようになりました。

こう思うようになったきっかけは、子どもたちへの学習指導をする仕事の中でいくつかの傾向を発見したからです。

❶自分が解いたプリントに自分で花丸をつけたり、つけたがったりする子
❷自分で解いたプリントに「先生、花丸つけて!」と必死にお願いしてくる子
❸間違っていると指摘した部分を塗りつぶし、間違いをなかったことにしようとする子

あなたはどのタイプですか?
どれがいいとか、悪いとか言いたいわけではありませんが、私はこの傾向の背景には、家庭での関わり方があると思っています。
親自身が「自分に◎をつけること」が日常でできていたら、子どもたちも同じように「自分に◎をつけられる」ようになるのではないかと、私はたくさんの子どもやママたちを会う現場の中で気づきました。

子育てという営みに、愛をください

とりあえずやってみることをいつも教えてくれます。

不安や心配が先行する子育て界は、今や日本全体の少数派です。
仙台でいうと、総世帯数524,651世帯のうちの18.4%にあたる96,844世帯しか「18歳未満の子を育てる世帯」はいません。(2020年時点)
子育て界は決して楽しいことばかりではないけれど、超高齢化社会が進む日本の中で、子育て世代は未来をアシストする大切な役割を担っていることは言うまでもないでしょう。

未来をつくっていく子育て界にいる私たちこそ、「子育てしていること」に誇りをもち、子どもたちへその誇りを伝えていかなければ、日本の未来は明るいままではいられないと思っています。子育てをしている人だけがえらいというわけではありませんが、「子育てという営み」に社会はもっと愛を与えるべきだと思います。その「愛」をカタチにするために、私ができることはなにかをずっと考えています。


参考URL:https://www.biglobe.co.jp/pressroom/info/2023/02/230221-1

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