【報告レポ③】39歳の挑戦:飾らない私らしさが、社会をよくする鍵をにぎる

こんにちは!エムケイベース代表の愛です。
9ボーダー・39歳の私が、40歳を目前にして挑戦したあることについてお届けしています。

報告レポ①では、チャレンジにいたった経緯とチャレンジの序章について書き、報告レポ②では、実際に茨城に向かう前日までのことを書きました。

報告レポ①はこちら:https://mamabeonline.net/livein-miyagi/5061/
報告レポ②はこちら:https://mamabeonline.net/livein-miyagi/5072/

報告レポ③では、Bootcampで学んできたことを記していきます。

投資される喜びを、味わい尽くそう

はじめましての挨拶を重ねていきます

「一体どんな女性たちが集まっているのだろう?」とドキドキ&ワクワクを抱えて会場に到着。
私はあまり人見知りはしない方ですが、誰一人として知り合いがいなかったので、さすがに緊張していたことを覚えています。
勇気をふりしぼって近くの席の人たちに挨拶をしに行き、わずかな時間でしたが、これから3日間ともに過ごす方々に少しでも覚えてもらえるように声をかけていきました。

最初に受けた大きなインパクトは、フィッシュファミリー財団・JWLIエコシステムの代表を務めていらっしゃる梢さんが全体にかけた一言。

「ようこそ、JWLIへ!みなさん、おめでとうございます!」

おめでとう・・・ございますぅ・・・??
と、戸惑う中で感じたのは、「私たちは選ばれてここにいるんだ」ということと、「ここからはじまるぞ!」という引き締まった気持ちでした。
と同時に、「あなたたちに投資をしています」という言葉も印象的でした。
プログラム費用や滞在費用のほとんどを捻出しているフィッシュファミリー財団は、私たちの今と未来に投資をし、そのリターンを求めています。
それは、金銭的なリターンに限定されているわけではなく、地域や身近にある課題を解決し、より良い社会や未来を創造するというインパクトを残すことでもリターンとなります。
私は、この期待にどれだけ応えられるのだろう??と不安に思う瞬間もありましたが、「せっかく与えてもらった学ぶ機会を1㎜も無駄にしたくない」という想いで研修へと突入していったのでした。

知らない世界の扉が開かれる、という瞬間に出会う

JWLI Bootcampでは、3日目の最後に4分間4スライドでアクションプランを叫ぶピッチをします。
そのために、初日から多様な視点での学びを得ていきます。

講師陣の素晴らしさはもちろん保証済。
大学の講義では消しゴムを額に置いてスヤスヤ寝るのが特技だった私が、この講義中はそんなことは一瞬たりともなく、「知ることの喜び」「考える楽しさ」を実感する時間でした。
また、これまで色々な講座を受けてきましたが、正直なところ、ここまで価値のある学びの時間はなかったと思います。
そして、集まったメンバーから得る学びもたくさんあって、私が知らない世界の扉を次々に開いてくれました。

めっちゃ真剣!!!

 

苦手なことに立ち向かうと、新しい自分に出会えた

NPO法人ソーシャルバリュージャパンのフェローであり、現在は、お子さんの教育のためにマレーシアに住んでいるという伊藤枝里子さんの講義では、「ロジックモデル」を学びました。
ロジックモデルとは、事業が成果を上げるために必要な要素を体系的に図示化したもので、いわば事業の設計図のこと。ロジックモデルについては、事前課題でも考えてはいたのですが、自分のやり方がこれで合っているのか?ということに自信がもてない状態でした。

ロジックモデルを作成中

けれど、枝里子さんの解説や導きは「お見事!!」でした。
まったくの初心者である私でも、少しずつ自分のロジックモデルに自信がもてるようになってきたんです。

活動をはじめて6年、NPO法人化して2年、自分の直感に沿って活動を組み立てていた節があります。それでうまくいっていることもありますが、ロジカルに事業を組み立てていくことの必要性を感じていたので、この時間は私にとって、とても意味のある講義でした。

ロジックモデルを説明中

ロジックモデルは、活動を振り返ったり、原点に立ち返ったり、進むべき道を再確認したり、メンバーとの意志を確認しあったりする時に活用できると教わりました。
出来上がったロジックモデルをはやくメンバーたちに見せたくて、うずうずしました!

学びの小判がざっくざく、私だけの玉手箱に小判をどっさり詰め込んだ

エキサイティングすぎて、時間があっという間

もう一人の講師である、山川恭弘さん(愛称:やすさん)は、ボストンのバブソン大学で教授をされている超有名人。
でも、不思議♪教授っぽくないというか(笑)、親しみやすさ100%のやすさんの講義は、そのどれもが楽しいものでした。

大学だけでなく世界中を飛び回り「Entrepreneurship」(アントレプレナーシップ:起業家精神)を教えているやすさん。私は、自分自身のことを「起業家」には絶対に向いていないと思っていたのですが、やすさんの講義を経て感じたのは、アントレプレナーシップとは起業をする人や社長だけが持つべきマインドや行動力ではなく、すべての人にとって大切な考え方や生き方の参考になるということでした。

個人ワークだけでなくグループワークもあり♪盛り上がったな~

一つひとつのメッセージのどれもが大きな学びだったのですが、印象に残ったセンテンスを一部記したいと思います。

「Who are you?(あなたは誰ですか?)」
「What is your North Star?(あなたの北極星はなに?)」
「Believe in yourself, If you don't , who will?(自分で自分を信じなさい、そうでないと、誰が信じてくれるの?)」
「Choice Happiness(幸せをチョイスする)」
「Action Trumps Everything(行動はすべてに勝る)」
「Anticipate Tolerate embrace failure(失敗をおそれるな)」
「Ask trust enroll others(まわりを巻き込め)」

なんというか・・・学びの玉手箱が目の前に現れたという感覚。学びの小判がわっさわっさと溜まってきて、玉手箱から溢れている状態でした。
専門的な話を学んでいるようで、自分ごととして落とし込み、自分ごとにつなげて考えていける時間でもありました。

学びと刺激があふれる中で、最終日のピッチを仕上げていく深夜の作業は、ちょっぴり孤独だったことは内緒にしておきたいところ…。
でも、ホテルの部屋で必死に準備をしていた中で、時々、仲間たちと励まし合ったことは今では良き思い出です。
納得いく仕上げまでたどり着いたのは、深夜2時すぎだったような…。何度も何度も練習して、眠たいはずなのにアドレナリンが大放出している脳内に台本を叩きこみました。

たった3日間だけど、同じ釜の飯を食う者同士、すっかり馴染んで切磋琢磨する仲へと成長していたことをかみしめた深夜。
見えないところでも、支え合っていたことが嬉しかったです。

みんな真面目な顔!

 

自分自身に希望と期待をもつと、飾らない「私らしさ」にたどりついた

ピッチの順番は本番にならないとわからないため、いつ自分の番が回ってくるかとドキドキしましたが、なんだかワクワクの方が勝っていたような気がします。
仲間たちのピッチは、そのどれもに学びと情熱があふれていて、すべてを応援したくなったし、とにかく楽しい時間でした。

今振り返ると反省点はたくさんあるけれど、それでも、「齋藤愛らしいピッチ」を堂々と披露できたことは、これからの糧になりました。
有難いことに、虎ノ門にある「Venture Cafe Tokyo」でピッチをする権利を獲得できました。
まさか選ばれるとは思っていなかったので、嬉しいやら恐れ多いやらで気持ちの整理はいまだにつきませんが、40歳を迎えた翌日に行うピッチは、私の人生の大事な記念日になると自分に期待しています。

東北各地から集まった仲間たち

次のレポートでは、JWLIから仙台に帰ってきた後、私が何をしてきたかを記していきたいと思います。

「失敗を恐れず、アクションを起こし続け、周りを巻き込んで、幸せな道をつくっていく」ために、私は自分自身に希望をもち、今を走っています。


参考URL:https://simi.or.jp/tool/logic_model

© 2024 mamaBEonline! - NPO法人エムケイベース