フリーのヨガインストラクターとして活躍中のヨガママ★ルイこと、冨木留依さん。
現在2歳になる男の子を育てながら、お腹の中には新しい命を宿している妊婦さんでもあります。
そんな留依さんが、月に1~2回、mamaBEonline!に登場してくれることになりました。
子育て話はもちろん、現役ヨガインストラクターとして伝えていきたい知識や役に立つ情報を届けてくれます。
今回は、春に向けた「体の調子の整え方」を伝授してくれます。
★その1の記事はこちら:https://mamabeonline.net/dear_mama_woman/3210/
その1の記事のポイントは、「生活時間のコントロール」でした。
そのカギを握るのが、脳の松果体(しょうかたい)から分泌されるホルモン「メラトニン」。
別名「睡眠ホルモン」と呼ばれています。
起きた時間を起点として、14時間後あたりに分泌される「メラトニン」。
深部体温を下げて、眠気を促す作用があるメラトニンが、正常に機能していくように、朝の目覚め、陽の光を浴びて、体内時計を整えていきましょう。
ポイント2:体を感じる時間を意識して作りましょう!
仕事や子育て、家事をこなすママたち。ついつい自分のことは後回しになり、自分の体の声を聞く時間が少ない人も多いのではないでしょうか。
まずは、一日1分。自分の体の調子を確認する時間(体の声を聞く時間)をつくってみませんか?
確認方法はどんなタイミングでもOKです。
例えば、起きた時、今日の体は昨日より軽く感じる?それとも重く感じる?すっきり起きれた?まだ眠たい?
など、簡単に体の調子を確認します。なるべく毎日同じタイミングが良いので、習慣にしやすい時がおすすめです。
といっても、目安があると分かりやすいという方もいると思いますので、【体の声を聞く3つのポイント】をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
鼻のとおりを確認しましょう
左鼻は副交感神経、右鼻は交感神経が関係しています。
左右の鼻が気持ち良く通ることが理想なのですが、体の疲れが溜まっている時や緊張の強い場合などは、左鼻が詰まりやすくなることが多いです。
ゆっくり鼻呼吸をして、その様子を確かめてみてください。
舌の色を確認しましょう
舌の裏の色をチェックしてください。紫色になっていたり、血管が浮き出ている人は舌が硬くなっている証拠。硬くなると口腔内の唾液分泌が減ってしまい、虫歯や首痛、消化不良の原因につながることも・・・。
上顎に舌をこすりつけるようにしてマッサージしたり、お口の中で舌を色々な方向へ動かして、柔らかい舌を目指しましょう。
お腹のかたさを確認しましょう
お腹は体の緊張具合が一番出る場所です。可能であれば仰向けで確認してみてください。難しい方はリラックスした姿勢で確認しましょう。
肋骨(大きなカゴのような骨)の下から下腹部や脇腹、おへその回り等、各場所を手で優しく押してみましょう。その時に柔らかい場所やかたい場所があるかを比べます。
左の肋骨下(お腹全体の左上)が硬い方は胃が疲れている証拠、へそ下が硬い方は便秘気味もしくは、腸にガスが溜まっている可能性があります。
また、環境の変化が大きい春の時期は、大人だけではなく子どもも、様々なストレスがお腹のかたさにでてきます。
親子のコミュニケーションとして、お互いに仰向けになりお腹を触り合いっこして遊んでみるといいですね。
その時は、お子さんに「ママ(パパ)のお腹、かたい?柔らかい?」と聞いてみましょう。また、ママ(パパ)がお子さんのお腹を触る時には体調を確認しつつ、「お腹触られるとどんな感じがするかな?くすぐったい?気持ちいい?」など聞いてみましょう。
このような簡単な確認で、かたいところがあった場合は、仰向けになり、お腹のかたい部分に手の平を当てて、1〜3分呼吸をしてみましょう。また【の】の字を描くようにお腹全体をマッサージすることもおすすめです。
これまでに挙げた3つのポイントをおさえ、日々「自分の体」の確認をはじめてみませんか?
最初は一つでもOK。毎日比べていると、「自分のいつもの体」が分かってきます。「いつも」に比べて、今日は調子が良いな、悪いな、と比較できるようになるのが理想です。
自分の、家族の「いつも」を知るために毎日少しずつ比べてみてくださいね。
短い時間でもご自身の身体を守ることはたくさんできます!ぜひ一緒に、元気な春を迎えましょう!
【冨木留依(フリーヨガインストラクター)】
秋田県大仙市出身。 2011年大手スポーツクラブ入社後ヨガと出会う。 2019年フリーのヨガインストラクターとして独立。
2020年〜現在 泉区にある佐藤接骨院泉中央にてヨガレッスンを担当。
プライベートでは、 2018年結婚、2019年男児出産。 現在第二子妊娠中。