【3児のママ・サイトウ愛】息子に贈るのは、モノではなくコト

mamaBEstyle!副代表であり、mamaBEonline!での記事執筆、編集を行っているサイトウ愛です。
ママビーの活動をはじめて4年目。始めた当時は幼稚園児だったメンバーの子どもたちも小学生になり、あの頃とはまた違ったステージに立っています。

子どもの成長と共に親自身も成長していくこと、「共に」「育つ」と書いて「共育」と私たちは定義しています。

子どもの年齢や状況変化に伴って、親が感じる「喜び、うれしさ、不安、つらさ」は変化する。
その変化を共に楽しめる仲間やつながりをつくることが、ママビースタイルが欲しい未来の姿です。

小3の長男を筆頭に3人息子を育てる母親として、妻として、嫁として。そして忘れてはいけない、わたし自身として。
わたしが<家族>を通して見たり感じた世界や知識と経験を、この場を借りて表現していこうと考えています。

1回目の今回は、「モノではなくコトと題してお送りします。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

9歳、誕生日おめでとう

コナンになりたい、9歳

11月、長男が9歳になりました。

出産日3週間前に、わたしは妊娠高血圧症候群になりました。予定していた産院では出産できず、予定外の大きな病院での出産となりました。
母子ともに元気であれば、いいんだ
と頭ではわかっていたけれど、産院を出た瞬間に泣いたことを鮮明に覚えています。

減塩生活をしなさい、毎日血圧を計りなさい、そんな指示を出されて初の出産を迎える不安…
のんきに送っていた妊婦生活が一変したのです。

あかちゃん感、満載!

結局、3日間にわたる出産になりました。産んだ直後にでた言葉は、「あ~~~~~疲れた、やっと終わった~~~~!」
ドラマで見ていたような喜びより、「痛みからの解放」に何よりも安堵したのでした。

私をさんざん苦しませた(笑)長男も2人の弟の兄貴となり、気づけば小学校生活も半分を終えています。戦国時代オタクであり、コナン大好き少年に成長しています。

 

おれ、プレゼントは要らないや

誕生日を迎えるにあたって、当然のごとく「誕生日プレゼント」の話題が出てきて本人に確認しました。

すると、「おれ、プレゼントは要らないな~。コナンの歴史本はほしいけど、ばあばたちに頼んだしね。」
と返ってきたのです。

意思がはっきりしてきた2歳頃は新幹線、大好きだったおさるのジョージ、幼稚園になると仮面ライダー・・・
これまでは、わかりやすいモノをおねだりされてきました。小学生になり、歴史本を欲しがるようになったと思いきや、
ついに、プレゼント要らない宣言をされてしまったのです。

12月にはクリスマスもあるし、ちょうどいいや!ラッキー!と思いながら、
「モノが要らないんだったら、わたしはこれからあなたにコトを贈る」と宣言した母なのでした。

 

学校で、ユニバーサルデザインを学んでいるんだ

学校の授業の一環で、「ユニバーサルデザイン」を学んでいることをしきりに話すようになった10月。
学校を飛び出してユニバーサルデザインを探してきたこともあったようです。

車いすバスケを調べてて、それがさ、めっちゃカッコイイんだよ。

自分たちで調べたという車いすバスケのルールを教えてくれるその姿が、贈りもののヒントになりました。

車いすバスケ、実際に見てみない?調べたことは、自分の目で確かめなきゃ!

子どもが学んだことを、わたしも一緒に学びたい、知りたい、見たい!母親の動機はこんなシンプルなものです。

「車いすバスケ 仙台」と検索してすぐにヒットした、【宮城MAX】というチームにさっそく連絡をとりました。

家族で練習を見に行きたい、選手と話をさせてもらいたい

そうお願いして快諾してくださったマネージャーさん、選手のみなさんには、感謝しかありません。

 

知らないことを知るという経験は、小さい頃から

佐藤選手、たくさんのことを教えてくれました

子どもにもわかるように、ていねいに話してくれます

宮城MAXは、2008年から2019年まで前代未聞の大会11連覇を達成したチーム。(2011年は開催なし)
全国各地の大会に出場するだけでなく、宮城県内の小中学校への訪問活動を行うなど、車いすバスケットボールの普及並びに障害者スポーツへの理解促進に努めているそうです。

キャプテンである佐藤裕希選手が、練習開始より前に来てくださり、息子たちに話をしてくださいました。

目でみて感じるだけじゃなく、選手の声を聞けるチャンスだよ。自分で質問考えて、インタビューしてみなよ!

「え~緊張する。。。」と言いながらも母の提案を受け、長男は2つ、年長である次男は1つの質問を考えたのです。
2人が考えた質問と、佐藤選手の回答を紹介します。

①練習の時、一番むずかしいことは何ですか?(長男)
②見た目は簡単なシュートですが、どういう感じでシュートするんですか?(長男)
③実際に、ちゃんとルールは守れるんですか?(次男)

①チェアワークが難しいんだ。車いすバスケで使う車いすは、日常使用の車いすと違ってブレーキがなくてね。タイヤを止めたり、方向転換したりもすべて腕や手で行っているよ。肩への負担が相当大きいので、トレーニングで鍛えているんだよ。

②いい質問するね。ふつうのバスケットの場合は全身で膝を使ってシュートするけど、車いすバスケの場合は上半身しか使えないから、コツがあるんだよ。アーチを描くように、というイメージ。力をボールに伝えていく感覚だね。

③いい質問だね。車いすバスケは、ふつうのバスケとは違うルールも存在してるけど、それ以外は他のスポーツと同じで駆け引きのようなことをしてるんだよ。反則を取られないギリギリのラインでプレーをしたりね。ルールの範囲の中でギリギリやってみるんだ。はじめた頃は、試合に出た瞬間に反則取られて退場になったこともあったかな(笑)

 

使用している車いすに乗せてくれました。

 

活きた経験と活きた学びが、子どもたちをつくる

練習を間近で見せてもらいました

話を聞かせてもらった後は、練習を見学させてもらいました。

今年の東京パラリンピックで日本代表として活躍した萩野真世選手もいました。
遠い存在を身近に感じられる
貴重な時間を共有させてもらいました。

マネージャーさんにもすっかり懐いた三男、バスケットボールを貸してもらってボールを追いかける長男と次男・・・
走り回る息子たちを温かく見守ってくれてありがたい空間でした。

コロナ禍になって、教育現場でもオンライン教育が進んでいます。
このこと自体は素晴らしいことですし、これからを生きる子どもたちには必要なスキルの一つでもあります。

けれど、じぶんの五感をフルに使うことを忘れてはいけないと思っています。

わたしが子育てで大事にしていることは、【経験という贈り物】。さらに大切なことは、【旬な経験】であること。

笑顔がすてき、真世選手

もっといい誕生日プレゼントあるんじゃないですか~(笑)?!こんなことでいいんですか(笑)?と笑っていた真世選手、盛りだくさんの話と、誰よりも走り切るその姿を見せくれた佐藤選手、そして私たちを快く受け入れてくれた五十嵐選手と加藤選手、マネージャー由里子さん、本当にありがとうございました。また、練習や試合に行かせてください。

【宮城MAX】では、チームで一緒に汗を流す選手を募集しているそうです。
興味のある方、近くにそういう人を知っている方がいたら、ぜひ【宮城MAX】のことを伝えてください。

宮城MAX公式HPはこちらをご覧ください
https://miyagimax.net/index

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